ネイティブ女性と付き合う方法ーエピソード1

 さて、前回はTOEIC試験当日の私なりの工夫を記しました。今回はちょっと趣向を変えて、外国人、とりわけ英語ネイティヴの女性と知り合ってお付き合いする方法を考察したいと思います。
 読者の方々の中には、英語ネイティヴの女性はおろか英米人と話したことがない方も少なくないでしょう。最近でこそアジア系の外国人がコンビニのレジ打ちをしているのは珍しくなくなりました。私の住む地方都市でもたくさんのアジア系の外国人がいろんな店舗や工場、農場などで働いています。
 しかし、英米人を見かけるのはやはり都市部の場合が多いのが現状です。そこで、主に都市部にお住まいの方々向けに私の経験を交えて小さなヒントをご提供できればと思います。
 私は、27歳から28歳にかけて約1年ほどニュージーランドの女性とお付き合いしていたことがあります。出会いのきっかけは、大学生時代に家庭教師をしていたK君のお家に遊びに行った際、知り合いました。なぜそのお家で知り合うことになったかというと、教え子のK君のお母さん(私は下の名でTさんと呼んでいます)の弟さんが某大学の附属高校で英語教師をされていて、自宅で海外の留学生や日本で働く予定で来日した外国人を受け入れるホストファミリーをされていたからです。そこのお家に彼女はお世話になっていました。
 ニュージーランド人のジェイン(仮名)を紹介され、彼女がつい最近までIBMイギリス支社に勤めていたことを知らされました。そこで「なぜ日本に来ようと思ったの?」と下手な英語で問いかけると、「アジアの国には来たことがなかったし、世界第2位の経済大国(1994年当時)の日本が魅力的に思えたから」と答えました。そして彼女が高校の英語教師の職を得て、来日したことも教えてくれました。
 その日はTさんとジェインたちとで大いにお酒を飲んで盛り上がり、一度、私の母校W大学と高田馬場界隈を案内することを約束して別れました。
 すると翌日、夜、会社から帰ってきたら電話が鳴り、「コージ、Tさんの家の電話番号を教えてくれない?メモを無くしちゃったのよ」とジェインがいうのです。私はおかしいな?Tさんの弟さんの家に居候しているなら、弟さんに聞けば済むだろうにと思いながらも、電話番号を教えました。そして少しばかりお喋りして電話を切りました。面と向かって相手の顔を見ながら話す
英語と違って、電話で英語を話すのは大変難しいもので、へんちくりんな英語だったと思います。 
 ところがです。翌日もジェインから電話がかかってきて、「コージ、メモをまた無くしたからもう一度Tさんの電話番号を教えて」と電話がかかってくるではありませんか。私はピンと来ました。「はは〜ん、これって俺と話したいが為の彼女なりの優しいウソなんだな」と。
 そこで私は思い切って、その週末に早速、高田馬場で「ジャパニーズパブ」すなわち居酒屋で乾杯しようと誘ってみました。すると二つ返事でイエスと彼女は答えました。
 週末金曜日の夜、W大生時代よく通った高田馬場の栄通りにある居酒屋「清龍(せいりゅう)」にジェインを連れて行きました。入るや否や彼女は「ジャパニーズパブ、すごいねー!大盛況なお店ね」といった主旨のことを英語でいいながら、ニコニコしてました。イギリス勤務時代に友人たちとパブに行ったことが懐かしいといったことも話してくれました。
 私も、大学時代、後輩のH君がイギリス人女性とお付き合いしていたので、H君とその彼女、またその友人のアイルランド人女性たちとしばしば居酒屋でおしゃべりして以来の英語だったので、大変な刺激を受けました。しかも二人きりっだったので尚更のことです。
 二人してビールが大好きだったこともあり、大いに飲みました。そして、「もう一軒行こう!」となり、近くのショットバーに寄りました。その頃にはなんとなく二人ともいい雰囲気になってました。
 ジェインのことを少しご紹介すると、顔立ちはその当時人気を博した米国人女優で「氷の微笑」のヒロインを務めたシャローン・ストーンのような美人でした。背丈も私(171cm)より4、5センチは高く、年齢は3つ上。髪の毛は栗毛色のショート。欧米人にありがちな、少しばかりふくよかなタイプでした。
 私は思い切って彼女にいいました。「お互いよく飲んだね。よかったら僕の部屋でコーヒーを飲んで酔い覚ましをしないかい?」すると「いいわね。行きましょう」。
 さて、この後のことは次回、綴ります。この飲み会をきっかけに、私は大学卒業以来、英語を猛勉強することになります。

〜本日の元気の出る英語〜
ーThe time is always right to do what is right.
「正しいことをするのに、頃合いを選ぶ必要などない。」
                                        Martin Luther King, Jr.
  マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(牧師)

 

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