ブログも英語学習も毎日継続することが大切ですね。

 三日坊主という言葉は私にあるようなもので、前回のブログから2週間以上が経っておりました。「明日しよう」と思うと、その”明日”はいつまでたっても訪れない。今やタレントとして大人気となった東進ハイスクール林修先生の決め台詞、「いつやるか?今でしょ!」の真意は、やるべきことは明日に延ばさす今やっておくことが肝要だということでしょう。
 英語の勉強にとどまらず、仕事をする上でも、さらに人間が生きていく上で、後悔のない一生を終えたいと思うならば、「今を大事にすること」を強調する林先生の言葉は肝に銘じたい名言だと思われます。
 というわけで、「ブログを書くのは明日にしよう」ではなく、「今でしょ!」を合言葉に”定期的に”細々ながら、続けていく所存です。どうぞ引き続きご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。
 さて、前回は2020年1月のTOEICで830点を取り、次は「夢の900点だ!」と意気込んだところで終わりました。しかし、みなさんご存知の通り、2019年末に中国・武漢市で発生した新型コロナウィルス(COVID19)の世界的大流行(Pandemic)が、日本人はおろか世界中の人々の人生を狂わせました。
 ここでは感染し亡くなられた方々に哀悼の意を表しながら、当ブログの主旨である「50歳からの英語学習奮闘記」を続けさせていただきます。
 前回も書きましたが、2020年度のTOEICは1月を最後に9月の再開まで試験が中止されるという事態に見舞われました。10月からは定員制による抽選方式で午前・午後の2部構成の開催となり、これは2021年8月1日現在も同様の方式が採用されています。
 私は試験が再開される9月までは、「これは当分の間試験はないなぁ。」と残念がっておりました。ラジオや新聞、ネット上に掲載される感染症の専門家などの意見を目にするたびに(ちなみに私はテレビは19:00のNHKニュースしか見ません)、以前のように、申し込んだら誰でも試験が受けられる状態は2、3年は待たなければならないだろうなと思い巡らしました。
 そこで、ここはひとまずTOEICにとらわれない自分なりの英語の勉強をやってみようと考えたのでした。
 とはいえ、まず取り組んだのは、TOEICのリスニング問題で登場するネイティブの英語に慣れようと思ったことです。具体的に申しますと、試験で出てくる米国人、英国人、カナダ人、オーストラリア人の話す4種類の英語に慣れることを目標としました。とりわけ、私が苦手としていたのは、英国人とオーストラリア人の英語です。特にイギリス英語はさっぱり聞き取れない。
 というのも、中学入学と同時に学び始めた英語はアメリカ英語でした。NHKラジオの英語講座で登場するネイティブスピーカーもアメリカ人ばかりでした。アメリカ人の英語だけを聞いて発音して勉強してきたものですから、イギリス英語の発音、イントネーションはほとんど別の「外国語」としか思えませんでした。
 例えば、TOEICでよく出る単語の一つ「laboratory(研究所、実験室の意)」を例に挙げると、アメリカ人は「ブラトリィ」と「lab」の部分にアクセントを置き発音するのに対し、イギリス英語では、「ラボーラトゥリ」と「o」の部分にアクセントを置いて発音します(オーストラリア英語も同様です)。
 この違いを知らない限り、この単語を読んで理解できても、いざ聞く段になったら、「今、なんていったの!?」とちんぷんかんぷんとなります。
 また、アメリカ人は「girl(女の子)」のirのr部分を発音し「ぐ〜ろ」に近い音で発音します。一方、英国人は「ガーぉ」と発音してrの音を出しません。

 そしてなんといってもアメリカ英語とイギリス英語の大きな違いは、イントネーション(抑揚=よくよう。音の上がり下がりのこと)だと私は思っています。アメリカ人の英語は、波を描くような英語。つまり強勢を置いた単語とそうではない単語の音の差が大きく、各単語を丸印で表したら、こんな感じです。

大きな波と小さな波が交互にやってくる感じです。

一方、イギリス英語は、とにかく平坦な話し仕方をします。抑揚に乏しいのです。下の丸印のように一文を話すのが普通です。

●●●●●●●●●●

もちろん、イギリス英語でも強調したい単語には強いアクセントを置いて発音し、その際はアメリカ英語以上に大袈裟に発せられます。

私はこの平坦でかつペラペラと早口に話すイギリス英語に全く歯が立ちませんでした。
 どうしたらいいものか?そう考えたとき思いついたのが、イギリスの公共放送BBC(日本のNHKに相当)のニュースアプリ「iPlayer」をスマホにダウンロードし、ニュースを聴きまくる手法を取ったのです(iPlayerは現在、英国内のみの視聴者を対象としたストリームサービスとなり、ラジオ部門はBBC Soundsアプリという名称に変わっています。BBC Soundsは海外の人でも無料で聴取可能です)。
 それと同時に、BBCの公式サイトアプリもダウンロードし、時間の許す範囲で記事を1、2つ読むことを日課としました。知らない単語は、単語を長押しすると、「Copy/Select/Select All/▶︎」と表示され、▶︎をタップすると「Look Up」(調べるの意)と出るので、この辞書機能をフルに活用して読み進めました。
 時間だけはたくさんある私は、午前中にBBCの公式ニュースサイトで記事を読み(特にトップ記事を中心に)、午後13:00から始まる「World Service」の「Newsday」を聴くようになりました(イギリスの夏時間の場合。秋と冬は1時間後ろにずれます)。BBC Soundsは19もの放送チャンネルがあります。それぞれとても魅力的なコンテンツを提供してくれます。
その中でも私は、世界情勢の最新のニュースを提供してくれるこの「Newsday」でイギリス英語を勉強する決意をしたのです。
 さて、今回は長くなりました。次回、イギリス英語とのバトルの様子を面白おかしくお伝えできたらと思います。
To be continued.

 

 

 
 

TOEIC485点から830点までの道のり―Part6・・・ついに突入800点台!

 さて、前回は2019年にTOEICで700点台に乗ったものの、ずっと730点前後で低迷し伸び悩んだ挙句、年末に795点まで伸ばした経緯を綴りました。
 結論から申しますと、2020年1月の試験で830点(listening400/Reading430)を取りました。「やった!ついに800点越えを実現できた!」と大喜びしました。
 ここでなぜ1か月で35点(設問数で7つ正解)も伸びたのかを自己分析しました。それは、前回も書きました通り、990点を狙う人には990点を取るための時間配分がある通り、800点を狙う人には800点取りのための時間配分があることを強く意識して、『TOEICテスト新形式精選模試リーディング』(the japan times出版)に取り組んだからだと思います。
 Part5を15分、Part6を16分で解く練習をやった後、最後のPart7の長文読解問題対策をどうするか考えました。
 Part7は、75分間あります。私の作戦ではPart5、6で31分を掛けます。残りの44分でシングルパッセージ(一つの文書を読み設問に答える問題)の10の文書を読み、29の設問を解く。さらに2パターンあるダブルパッセージ(2つの文書を読み設問に答える問題)の10の設問を解いたら、最後に、3パターンあるトリプルパッセージ(3つの文書を読み設問に答える問題)の1パターンだけを解き切ることを目標に据えたのです。残りの2パターンの10の設問は最初から捨てるのです。
 もっと具体的に説明しますと、シングルパッセージの1文書に2つの設問があったら、読解と解答を2分以内に済ませる。3つの設問があったら3分以内に解答する。4問だったら4分以内に解く。これで計29分です。
 ダブルパッセージは1パターンにつき設問が5個あります。なので、5分以内に読解と解答を済ませる。2パターンで計10分以内で完了を目指します。
 そして最後のトリプルパッセージの1パターンを11分で解く。設問数は5個なのですが、文書が3つあるので、これを読み解くだけでも一苦労です。
 以上のやり方で、解答した90問が全問正解したとすると、465点を取ることになります(『TOEICテスト新形式精選模試リーディング』のスコア換算表を御参照ください)。もちろん、たった75分間という短い時間で90問を解くわけですから取りこぼしが出るはずです。今回の試験では、この練習通りトリプルパッセージの最初の1パターンまで解き切りました。それでも430点でした。設問数で7つを間違えているのです。
 とはいえ、念願の800点台に乗りました。登山にたとえるなら8合目までたどり着いたわけです。ここまでくると、やはり次は900点台を目指したくなります。900点がどれくらい難しいかを調べてみると、以前ご紹介した大学受験や海外留学を目指す受験生の予備校トフルゼミナールの「英語試験難易度比較表」によりますと、英検1級レベルであることが分かります。

tofl.jp

 また、「全国通訳案内士試験」の英語の筆記試験が免除されるレベルです。

「全国通訳案内士試験ガイドライン

https://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kokusai/content/001408467.pdf

 その他、全国の自治体で募集される会計年度任用職員(非正規かつ任期付きの職員のこと)の通訳・翻訳業務を任される人材の資格要件になっていることが多いようです。
 TOEICが公表しているレベル表によりますと、860点以上はAレベルで「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」と定義されています。

www.iibc-global.org

 2020年はこうして「夢の900点」に向けて努力が始まったのでした。
 しかし、ここで想定外のことが発生しました。そうです。新型コロナウイルス(COVID19)の世界的大流行(Pandemic)により、TOEICの公開試験が3月から中止に追い込まれるという事態が起きたのです。再開されたのは9月。それまでの間、私はどうしていたか。次回は、パンデミック下での英語学習奮闘記を綴りたいと思います。
To be continued.

 

 

TOEIC485点から830点までの道のり―Part5・・・700点台での飛躍

 さて、前回は英文解釈力とリスニング対策のための勉強法を綴りました。2019年の7月から11月のTOEICは、やはり730点前後をうろついていました。
 「う~ん、何が悪いんだろう?」と思い悩みました。何かしら勉強の方法が間違っているに違いないのです。そこで、少し前に購入しておいた『TOEICテスト新形式精選模試リーディング』(the japan times出版)を手に取りました。その中で、「リーディングセクションのパート別攻略法」の解説文に目を通したところ、驚いたことが書いてありました。
 それはパート別の問題構成と時間配分を例示し、具体的な攻略法が解説されていました。特に目を引いたのが、パート別にかける時間配分の目安。
 Readingの制限時間は75分です。「時間内にすべてを解き終えるためには、Part5を10分(1問20秒)、Part6を8分(1文書2分)、Part7を57分(1問1分強)で解く必要があ」る、と書かれていました。
 しかし、これは満点の990点を取るための時間配分です。今の自分の実力から考えたら、到底無理なことは理解できました。とはいえ、それまでは、TOEICの試験日一週間前にただ漫然と120分かけて公式問題集を解くだけの勉強しかしていなかった私に大きなヒントを与えてくれたのでした。
 それは、990点を狙う人には990点向けの時間配分があるように、800点を狙う人には800点を狙うための時間配分があるはずだということに気づいたのです。
 そこで、まずPart5の短文穴埋め問題(文法・語法問題)の30問を15分で解く。Part6の長文穴埋め問題を16分で解く。そして最後のPart7の読解問題については、ダブルパッセージ(2つの文書を読んで設問を解く問題)までを44分で解くことを目標にしたのです。もしここまで全問正解できたら、85の設問に正解することになり、430点を得点することになる。残りの15設問分かつ65点換算の部分であるトリプルパッセージ(3つの文書を読み設問を解く問題)は初めから捨てて置き、解答欄のA、B、C、Dのどれか1つ、例えば私の場合、Bを全部塗りつぶすようにするわけです。
 この時間配分を頭に入れ、『TOEICテスト新形式精選模試リーディング』に収められた5回分のテストをパートごとに集中してやってみました。具体的には、Part5だけを1日1回分時間を計って解く。そして解答・解説文をしっかり納得できるまで読む。次の日も別のテストのPart5だけを時間を15分と限って解く。すると、5日目には5つ目のテストのPart5が15分以内で解けるようになったのです。
 同じように、Part6も1日に1回分を16分と限って解き、すぐに解答・解説文を読む。それを5日かけて5回分やる。
 ここで注意していただきたいのは、Part5とPart6を一緒に続けてやろうと欲張らないことです。両者の理想解答時間は15+16=31分です。短時間だから、いっぺんにやっちゃえと思いたいところですが、これがなかなかどうして時間が長いとついついPart5に時間をかけすぎて、Part6が最後まで解けないという事態に陥ります。
 なので、パートごとに時間を計って問題を解く練習をする方が私には効果がありました。ただ、Part7の大量の読解問題対策については、さらに工夫を凝らしたのですが、それはまた別の機会に記します。
 listeningについては、『TOEICテスト新形式精選模試リスニング』(the japan times出版)のテストを1回分解き、解答・解説文をしっかり読み、ネイティブによって話されている英語を本文を見ながら、かぶせるように同時に発音練習するオーバーラッピングに努めました。これを1日2時間ほどかけて1週間ほどで1回分のlisteningテストを全文音読することで、listeningテストの傾向というのでしょうか、「癖」のようなものをつかむことが、わずかではありますができたような気がしました。
 そして迎えた2019年最後の12月のTOEICの点数は795点と一気に60点ほど伸びました。「あと一歩で800点だ!よーし、燃えてきたぞ!」と、800点まであと5点、設問数で1問正解すれば到達できると考えたら、がぜんやる気が出てきました。
 さて、今回は700点台で足踏みした2019年を振り返りましたが、果たして2020年には800点を突破できたのか、そのことを綴りたいと思います。
 To be continued.

 

TOEIC485点から830点までの道のり―Part4・・・もがき苦しむ700点台

 さて、前回はTOEIC700点越えの道のりを述べさせていただきました。こうなると次は800点を狙いたくなります。実際、そのつもりで勉強を続けました。
 しかし、私は700点台で壁にぶつかりました。TOEICを受験されている方はご存じかと思いますが、試験は2月と8月以外は毎月開催されています(受験地が限定される月もありますが)。なので、2019年3月に730点を取って以降も8月以外は全部試験を受けました(ちなみに今年は8月もあります)。
 4月から6月までの3か月は730点前後をうろうろしました。どうしたものか?公式問題集を解いても同程度の点数しか出せません。どうすればいいのだろうと考えたとき、以前も書きましたが、読んでも意味が分からない英文は聞き取れない。また、リーディン部門の英語がどうしても早く読めない。ならば、徹底的に英文読解力をつけようと考えたのです。そこでいつものように書店に出向き、英文解釈の参考書を探しました。
 候補は2つ。1つは今は亡き受験英語の神様と称された元駿台予備校講師・伊藤和夫先生の『英文解釈教室(新装版)』(研究社)と、もう1つは、これまた受験英語の不朽の名作とされる「原の英標』こと『英文標準問題精講-新装5訂版』(原仙作著・中原道喜補訂/旺文社)の2冊です。両書とも受験生時代にお世話になった方も少なくないのではないでしょうか。
 かくいう私もその一人で、前者の『英文解釈教室』の初版本を1984年の高校3年生時に購読して勉強しました。当時は文法と構文の学習を終えた後だったので、スムーズに学習が進みました。そして読解力が一歩も二歩も伸びたことを覚えています。
 後者の『英文標準問題精講』は、浪人生の頃に予備校のテキスト以外にも読解量を増やそうと取り組んだ懐かしい一冊です。この本は初版が1933年という恐ろしい名著であります。この本のおかげで浪人生時代、河合塾全統模試で英語の偏差値が79まで伸びることができた思い入れのある
一冊でもあります。
 さて、どちらをやり直そうかと考えながら2つを読み比べてみると、なんとなく『英文標準問題精講』を挑戦したくなりました。『英文解釈教室』は新装版になってから、少し私好みの本ではないような気がしたからです。受験生時代の成功体験からすると『英標』の方がいいだろうと考え、購入しました。
 この参考書は、練習問題が合計220問あります。著者はこれを30日で修了するようにと指示してますが、さすがにそれはかなり厳しい。いや、無理といっていいでしょう。そこで私は3か月で修了することを目標に一日当たり2題から3題を和訳していきました。時間にして2時間程です。
 英文解釈とは別に、リスニング対策として4月からは、NHKラジオで杉田敏先生の「実践ビジネス英語」を聞き始めました。この番組は1987年にスタートしたNHK語学講座史上最長の長寿番組です。当初は「やさしいビジネス英語」との名称でしたが、全く「やさし」くなく、NHKの英語講座の中では一番レベルの高い番組でした。残念ながら、今年の3月をもって番組は終了しましたが、年に4回、季刊号として音声ダウンロード特典付きのテキストが販売されるようになりました。
 話がそれましたが、「実践ビジネス英語」は週三回の放送と三回分の再放送を土曜日に聞く態勢で学習を始めました。やり方としては、別売りのCDをヤフオク!やメルカリで安く買って、パソコン上のiTunesにデータを取り込んだ後、iPhoneに落とし込みました(ちなみに、このCDはすぐにメルカリに出品したらその日のうちに売れて大変お得な思いをしました)。そして、放送の前日に90秒ほどのヴィニェット(寸劇風の会話)を5回から7回ぐらい聞いて、その日の話題が何かをつかむ練習をしました。もちろん、テキストを見ないで。それからテキストを開き、本文を日本語訳を参照しながら読解していきます。
 NHKの英語講座では一番難しいので、本文を理解するのも大変です。実際のビジネスの現場で使われる表現が満載なため、当初は一日分の本文を理解するのに30分ほどかかることもありました。
 本文が理解できたら、次は、スマホに入っている音声を英文を見ながら、ネイティブがどこで息継ぎをするか、どこに強勢を置くか、上がり調子で読むのか、下がり調子で読むのか、などを
フリクションペンを使って✔印や波線を書き込んでいきました。そして、その✔印などを手掛かりに、音声を聞きながら同時に発音練習するというオーバーラッピングをやりました。
 これを4、5回やった後、音声なしで、音読を30分ほどやります。予習は合計でおよそ90分ほどかけました。そして、翌日の放送に臨むのです。すると、ゲストのネイティブスピーカーのヘザー・ハワードさんの英語がよく聞き取れたのです。ヘザーさんはすべて英語で本文に使われる単語や慣用句を説明するのですが、それらが殆ど聞き取れる。これは嬉しかったです。
 さて、長くなりました。次回は本日述べました英文解釈の勉強とリスニング対策がいかに効果が出たかを綴りたいと思います。

To be continued.

TOEIC485点から830点までの道のり―Part3・・・700点越えの道のり

 さて、前回はTOEICで600点を超えるうえでの学習方法を述べました。今回は、700点越えの道のりを綴らせていただきます。
 結論から申しますと、2018年9月の試験で630点を取った半年後の2019年3月の試験で730点(listening350/Reading380)をスコアしました。わずか6か月で100点も上がったことに私自身、とても驚きました。
 730点がどれくらいの点数であるかというと、企業・団体が海外部門の社員に期待するレベルで(570~810点)あることがTOEICのウェブサイトに掲載されています。

www.iibc-global.org

 一番最初の投稿でも書きましたが、私、実は大学生の時に一度だけ受験したTOEICが730点でした。当時は大学受験で身に付けた英語力を落とさないために、英字新聞(今はなき『朝日イブニングニューズ』や『デイリー毎日』など)を毎日読んでいたので、英語だけは同級生たちよりできている方でした。

 ようやく学生の頃の実力を回復したのですが、どうやったのか。それを詳述いたします。
 『即戦ゼミ8 基礎英語頻出問題総演習』(上垣暁雄編著/桐原書店)で英文法の基礎を固めた後すぐに、購入しておいた『英語の構文150』(岡田伸夫監修・美誠社)を使って、短い英文を日本語訳する練習をしました。
 各構文の解説を参考にしたうえで、用意されたレベル1からレベル3の練習問題の短文をノートに一つ一つ日本語訳していくのです。問題文は1行から長くて4行ぐらいしかないので、そんなに時間はかかりません。
 『即戦ゼミ8』自体が構文を中心に据えた文法問題集なので、これを修了した方なら『構文150』の日本語訳の練習はスムーズに行けると思います。1日1構文ずつやっていくのもいいですが、それだと5ヵ月も掛かってしまう。そこで、できれば1日5構文の練習問題を解いていって、1か月で一気に仕上げることをお勧めします。1日の学習時間にすると、人にもよりますが、2~3時間で終わると思います。
 働いていらっしゃる方々の中には「そんなに時間は取れないよ」とお考えになる方もいらっしゃるでしょう。
 しかしながら、物は考えようであって、このコロナ禍の中、在宅でのリモートワークに働き方が大きく変わった方々も少なくないことでしょう。それまでは、職場までの通勤時間が往復2時間なんていうサラリーマン、サラリーウーマンはざらだったはずです。その通勤時間を丸々英語の時間に回せば、このブログをお読みいただいている方々の英語力は必ず上昇すること間違いないと断言できます。TOEIC700点の壁はいとも簡単に突破できると思います。
 例えば、コロナ以前は仕事が終わったら会社の同僚と飲みに行ったりすることも少なくなかったでしょう。夜の「飲みにケーション」は確かに社内の潤滑油として役立つことは否定するものではありません。そういう私も大の宴会好きですから。
 とはいえ、本当に飲みにケーションはそうしょっちゅう必要でしょうか?読者の中にはまだまだ50歳以下の若い世代で、会社の海外部門や海外赴任を夢見ている方もいらっしゃるやもしれません。あるいは私のように母校の大学院に進んで新しいキャリアを積みたいと考えていらっしゃる方も少なくないと推察します。
 もしそうであれば、このコロナ禍という「ニュー・ノーマル(New normal)」、すなわち「新しい日常」を迎えた今、文字通り先が読めない時代にあって、自分の夢や目標を実現するために努力するには、実はとてもいい「チャンス」なのではないかと私は考えるのです。
 自己啓発書にしばしば書かれていますが、やはり時間は自分で作るしかないと思うのです。そのためにも、以前書きましたが、「なぜ自分は英語を勉強するのか?」の問いを毎日自分に対して繰り返すことが必要となってくるわけです。
 さて、話が少しそれましたが、TOEICで700点を取れるようになると、どれくらいの英語が分かるようになれるのかをお話します。端的に言えば、日本の英字新聞が読めるようになれます。例えば、朝日新聞の英語電子版『The Asahi Shimbun Asia&Japan Watch』や毎日新聞の英語電子版『The Mainich』の記事が読めるようになります。双方とも日本語版は有料ですが、英語版はなぜか無料で読むことができます。残念ながらスマホ用のアプリがないので、「お気に入り」に登録しておけば簡単に立ち上げられます。この2紙の日本語版をどちらでもいいですので有料購読して日本語の記事を読んだうえで、英語版の記事を読むと大変勉強になりますので、ぜひお勧めしたいところです。

 さて、今回はTOEIC700点越えの道のりを綴りましたが、次回は700点台でもがき苦しむお話をさせていただきたいと思います。
To be continued.

 
 
 

TOEIC485点から830点までの道のり―Part2・・・600点越えへ

 さて、前回はTOEIC485点からの挽回を期して、英語の基礎力を養成するための教材と再聴取を始めたNHKラジオ講座をご紹介しました。
 ここでひとつ読者の方々にご注意いただきたいのは、もし4年前の私と同じレベルの英語力、つまりTOEIC500点以下の方々(とくに469点以下)がいらしたら、丸々私の模倣をすることは少し危険かもしれません。
 大学受験や海外留学を控えた受験生向けの予備校トフルゼミナールが公表している「英語試験難易度比較表」によりますと、TOEIC220-469は英検4級-英検準2級に相当するそうです。

 英検4級は「中学中級程度」、英検準2級は「高校中級程度」と、試験を主宰する日本英語検定協会のサイトに記されています。

www.eiken.or.jp

 以上のことを踏まえると、中学中級程度から高校中級程度と幅が広いのです。
 なので、もしTOEICの点数がこの範囲の方々は、まず中学英語の総復習をすることが上達の早道だと思います。実際、私は中学英語の参考書としてベストセラーになった『やさしい中学英語』(いのうえじゅんいち・学研編集部著/学研教育出版)をAmazonマーケットプレイスで安く購入し、知識があいまいだった現在完了形や不定詞の勉強をやり直しました。
 また、英語の発音を基礎から学ぶ上で役立つのが、NHKラジオの「基礎英語シリーズ」です。私が中学生だった40年以上前とは異なり、現在では「中学生の基礎英語1」「中学生の基礎英語2」「中高生の基礎英語in English」と講座数も豊富になり、放送時間も15分とコンパクトに構成されています。NHKラジオの無料アプリ「らじる★らじる」をダウンロードすれば場所を選ばずスマホで放送を聞けます。「聞き逃し」機能では前の週の放送を聴き直すこともできます。別売りのCDや音声ダウンロードを利用すれば、放送時間を気にせずいつでもスマホを使って発音練習ができるのでお勧めです。テキストは550円と格安なので、ご自身のレベルにあった講座を受講されるといいと思います。
 ここで注意していただきたいのは、「今さら中学英語かよ~」とバカにしないことです。上記のラジオ番組のネイティブスピーカーの発音を綺麗にまねできるようになれば、英検4級から準2級レベルのリスニングテストは合格します。もちろん、面接試験も。
 要は、毎日少しずつでも続けることが大切だと考えます。私はテレビはほとんど見ないので最近のCM事情には疎いのですが、ネットでよく見かける日本経済新聞のCMがいいことをいってました。
 「日経電子版では専門家の多様な意見や物の見方をいつでもどこでも読むことができる。やはり何より365日分の差は大きい。」
 英語学習の極意もここにあると信じています。毎日365日勉強する。
 私の例を引いて恐縮ですが、4年前に『即戦ゼミ8 基礎英語頻出問題総演習』(上垣暁雄編著/桐原書店)を毎日2時間かけて解きながら、遠山顕(とうやまけん)先生のNHK「ラジオ英会話」(翌2018年からは『遠山顕の英会話習』に名称変更)を毎日15分の放送と、プラス復習のための音読を15分、計30分勉強していました。『即戦ゼミ8』と合わせて2時間半毎日やったおかげで、2018年9月のTOEICで630点(listening305点/Reading325点)を取ることができました。1年余りで145点アップできたのです。これは嬉しかったです。
 さて、今回はTOEICの低得点者へのアドバイスと私の600点越えに至る過程を綴りました。次回は、700点という大きな壁を突き破る上での悪戦苦闘ぶりを述べたいと思います。
To be continued.
 




TOEIC485点から830点までの道のり―Part1

 さて、今回は4年前(2017年)の6月に受けたTOEICで485点だった私が、ちょうど4年後の今年4月の試験で830点を取るまでに至った学習方法とマインドセット(心構え)について述べたいと思います。
 500点にも満たなかったことにがっかりしてばかりでは先に進みません。私は早速書店に行き、英文法の問題集を買いました。選んだのは『即戦ゼミ8 基礎英語頻出問題総演習』(上垣暁雄編著/桐原書店)。この『即戦ゼミ』は他にも二つのシリーズがあって、『即戦ゼミ3大学入試英語頻出問題総演習』は初版が1985年の大ベストセラーであります。ただ、この問題集は難関大学志望者向けに作られているので、私は基礎を固めるのが先決だと思い、前者を選びました。
 さらに、たまたま近所のBOOKOFFで、高校時代に使っていた『英語の構文150』(岡田伸夫監修/美誠社)が定価の半額で、かつ新品同様で売られていたので迷わず購入。判型と監修者こそ替わっていたものの、昔の本のコンセプトを受け継いだ内容だったので、文法の問題集を終えた後にこれを勉強することにしました。
 加えて、リスニング対策のために遠山顕(とうやまけん)先生のNHK「ラジオ英会話」(当時。現在は『遠山顕の英会話習』に名称変更)も聞き始めました。遠山先生は非常に気さくで明るい方で、番組を聞かれたことのある方は先生の魅力に惹(ひ)かれて聞き続けていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。加えて、アシスタントのネイティブスピーカーのジェフ・マニングさんとケイティ・アドラーさん(当時)の美しいアメリカ英語とユーモアたっぷりのお人柄が、この番組のセールスポイントのひとつであったことは間違いありません。
 さて、ここで読者の中にはこう思う方もいらっしゃるでしょう。それは「文法なんかやって意味があるのか?」「やっぱりスピーキングが大切だろう」「英語は聞き流すだけで話せるんじゃないか」と。
 結論から言いますと、英語を短期間に伸ばす方法は文法と構文を完全に習得することだと私は考えます。高額の英語教材を買って、聞き流すだけの「手抜き勉強」では絶対に実力は付かないことは断言できます。
 TOEICを受験されたことがある方はご存じだと思いますが、120分の試験のうち前半45分のPart1からPart4の100問はリスニングです。残り75分のPart5からPart7の100問がリーディング。私は公式問題集を購入して、一回分の試験を制限時間なしで解いてみました。
 すると、リスニングは何度聞いても分からない。何度聞いても。そこで解答・解説文を読んでみると、ネイティブが話している英語が、”読んでも理解できない”のです。ゆっくりと前へ後ろへと英文をたどりながら読んでも分からない。つまり、読んで分からない英文は聞いても分からないことに気づいたのです。
 ということは、まず最低でもリスニングテストで話される英語を読めるだけの英文法力と英文解釈力が必要となる。そして、リーディングの問題を解いてみると、やはりこのことが痛感させられたのです。
 リーディングはPart5で文法・語法問題、Part6で短文を読解のうえ穴埋めする問題、Part7は長文読解問題が大量にあります。
 私は、このPart5が全部解けるくらい文法力をつけることを優先したわけです。
 さて、最後に英語を学習していく上でのマインドセット(心構え)について簡単に述べますと、私は「なぜ、自分は英語を勉強するんだ」という理由なり目的を毎日考え続けることだと思っています。私がなぜ英語を51歳から始めた理由については、第1回の投稿に詳しく記しました。
 ただ漠然と英語ぐらいやっておいた方がいいだろう、とお考えの方には英語学習はお勧めしません。それこそ時間とお金の無駄です。仕事で必要になった、あるいは近々海外赴任することになったという「切羽詰まった理由・目的」のある方は上達が早いのではないでしょうか。
 この点に関しては、今後、何度となく書いていきたいと思います。次回は、スタートさせた基礎学習からの七転八倒(しちてんばっとう)ぶりを綴る予定です。

To be continued.