TOEIC試験当日の私なりの工夫

 さて、前回は「50歳からの英単語の覚え方」をテーマに私なりの方法を記しました。今回は、今週末(24日)に開催されるTOEICを念頭に、私が毎回やっている試験当日の工夫を綴らせていただきます。
 TOEICを受験されている方はご存知だと思いますが、昨年10月から試験はコロナ対策を考慮して「三密」を避けるべく、午前・午後の2部制となりました。どちらかの試験を希望して応募し、抽選に当たった人のみ受験できる形式が取られるようになりました。
 私はいつも午前の部に応募して受験しています。今年に入ってからは3月以降全て当選して受験できるようになりました。
 午前の部を受験される方が一番頭を悩ますのは、もちろん、試験の中身であることは間違いありません。しかしながら、それと同様に悩むことがreading問題の時間配分ではないでしょうか?
 といいますのも、午前の部は10:20にスタートします。試験形式の説明が音声にて約1分あるので、正確には10:21に始まります。多くの方々が、とても中途半端な時間設定だと感じていらっしゃることでしょう。最初の45分はlistening問題。これは一方的に音声が流れてくるだけなので、時間配分を考える余地はありません。
 問題は、11:06から12:21まで行われるreadingです。75分間をかけて100個の設問に取り組みます。ここで皆さんはどのように時間配分されていますか?
 私は、Part5の30問を12分で(11:06-11:18)、Part6の4文書
を1文書あたり3分で12分(11:18-11:30)、Part7のシングルパッセージ10文書、計29設問を1設問当たり1分で計29分ー例えば、設問が2つある文書の場合2分、3つの場合は3分とするー(11:30-11:59)、ダブルパッセージ大問2つを1問あたり5分計10分(11:59-12:09)、トリプルパッセージ大問3つのうち1つを残り12分で解く(12:09-12:21)ように時間配分しています。
 この時間配分のメモを受験票に鉛筆でメモして時間配分の手助けとしています(写真)。

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 一応、このメモは受験票に自分の署名と写真を貼った側を試験官の方に手渡した後に、急いで走り書きします。カンニングと思われないように、受験票の上に時計を置いています。
 readingは、受験生の皆さんそれぞれ自分の目標点数に応じた時間配分を考えて解くことをお勧めします。私は、トリプルパッセージの大問3つのうち、最初の1つまでを解き切る時間配分を取っています。設問数として90問を解答するわけで、もし全問正解ならば465点となります。
 先月9月の試験は実際には、Part5とPart6がそれぞれ10分で解くことできたので、予定より4分、時間を稼ぐことができ、トリプルパッセージの大問2つ目の全文書を読んで、設問3つ目まで解答することができました。我ながらよく読めたと思ったのですが、成績は420点。仮に全問正解だったら、480点です。ということは60点、設問数にして12問も取りこぼしがあったわけです。なので、いくら早く読んで数多くの文書と設問を解いても、正解しなければ意味がないということです。
 でも、これがなかなか難しい。おそらく私は、基本的な文法や語法を問うPart5、6で取りこぼしが多いのではないかと思いました。そこで改めて、この1ヶ月は前々回の投稿(9月28日)でも紹介した問題集『即戦ゼミ3 大学入試 英語頻出問題総演習-最新六訂版-』(上垣暁雄編著・桐原書店)の残り4分の1を全て消化して、文法・語法対策を取りました。

 

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 あと、試験当日は、受付を済ませたら私はすぐにカフェインドリンクを飲むことにしています。「ハイエナル”88”内服液」。たった30mlしかないのですが、試験中に目がギンギンになって集中できます。会場ではコーヒーを飲んでいる人をよく見かけますが、缶コーヒーは350mlから500mlもあり、2時間の試験中にトイレに行きたくなって大変危険だと経験上いえます。

 

 今回は当日における時間配分の私なりの工夫を綴りました。さて、今週末のTOEICではさらに点数を積み上げることができるのでしょうか。今週はTOEICの問題集に取り組む毎日となりそうです。

 

〜今日の元気が出る英語〜
I like living. I have sometimes been wildly, despairingly, acutely miserable, racked with sorrow, but through it all I still know that just to be alive is a grand thing.
「私は生きていることが好きだ。時々、悲しみに苛(さいな)まれ、とても絶望的な気持ちになるが、その中でも生きることは素晴らしいと知っている。」
-Agatha Christie
アガサ・クリスティ(推理作家)

To be continued.
 

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