ブログも英語学習も毎日継続することが大切ですね。

 三日坊主という言葉は私にあるようなもので、前回のブログから2週間以上が経っておりました。「明日しよう」と思うと、その”明日”はいつまでたっても訪れない。今やタレントとして大人気となった東進ハイスクール林修先生の決め台詞、「いつやるか?今でしょ!」の真意は、やるべきことは明日に延ばさす今やっておくことが肝要だということでしょう。
 英語の勉強にとどまらず、仕事をする上でも、さらに人間が生きていく上で、後悔のない一生を終えたいと思うならば、「今を大事にすること」を強調する林先生の言葉は肝に銘じたい名言だと思われます。
 というわけで、「ブログを書くのは明日にしよう」ではなく、「今でしょ!」を合言葉に”定期的に”細々ながら、続けていく所存です。どうぞ引き続きご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。
 さて、前回は2020年1月のTOEICで830点を取り、次は「夢の900点だ!」と意気込んだところで終わりました。しかし、みなさんご存知の通り、2019年末に中国・武漢市で発生した新型コロナウィルス(COVID19)の世界的大流行(Pandemic)が、日本人はおろか世界中の人々の人生を狂わせました。
 ここでは感染し亡くなられた方々に哀悼の意を表しながら、当ブログの主旨である「50歳からの英語学習奮闘記」を続けさせていただきます。
 前回も書きましたが、2020年度のTOEICは1月を最後に9月の再開まで試験が中止されるという事態に見舞われました。10月からは定員制による抽選方式で午前・午後の2部構成の開催となり、これは2021年8月1日現在も同様の方式が採用されています。
 私は試験が再開される9月までは、「これは当分の間試験はないなぁ。」と残念がっておりました。ラジオや新聞、ネット上に掲載される感染症の専門家などの意見を目にするたびに(ちなみに私はテレビは19:00のNHKニュースしか見ません)、以前のように、申し込んだら誰でも試験が受けられる状態は2、3年は待たなければならないだろうなと思い巡らしました。
 そこで、ここはひとまずTOEICにとらわれない自分なりの英語の勉強をやってみようと考えたのでした。
 とはいえ、まず取り組んだのは、TOEICのリスニング問題で登場するネイティブの英語に慣れようと思ったことです。具体的に申しますと、試験で出てくる米国人、英国人、カナダ人、オーストラリア人の話す4種類の英語に慣れることを目標としました。とりわけ、私が苦手としていたのは、英国人とオーストラリア人の英語です。特にイギリス英語はさっぱり聞き取れない。
 というのも、中学入学と同時に学び始めた英語はアメリカ英語でした。NHKラジオの英語講座で登場するネイティブスピーカーもアメリカ人ばかりでした。アメリカ人の英語だけを聞いて発音して勉強してきたものですから、イギリス英語の発音、イントネーションはほとんど別の「外国語」としか思えませんでした。
 例えば、TOEICでよく出る単語の一つ「laboratory(研究所、実験室の意)」を例に挙げると、アメリカ人は「ブラトリィ」と「lab」の部分にアクセントを置き発音するのに対し、イギリス英語では、「ラボーラトゥリ」と最初の「o」の部分にアクセントを置いて発音します(オーストラリア英語も同様です)。
 この違いを知らない限り、この単語を読んで理解できても、いざ聞く段になったら、「今、なんていったの!?」とちんぷんかんぷんとなります。
 また、アメリカ人は「girl(女の子)」のirのr部分を発音し「ぐ〜ろ」に近い音で発音します。一方、英国人は「ガーぉ」と発音してrの音を出しません。

 そしてなんといってもアメリカ英語とイギリス英語の大きな違いは、イントネーション(抑揚=よくよう。音の上がり下がりのこと)だと私は思っています。アメリカ人の英語は、波を描くような英語。つまり強勢を置いた単語とそうではない単語の音の差が大きく、各単語を丸印で表したら、こんな感じです。

大きな波と小さな波が交互にやってくる感じです。

一方、イギリス英語は、とにかく平坦な話し方をします。抑揚に乏しいのです。下の丸印のように一文を話すのが普通です。

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もちろん、イギリス英語でも強調したい単語には強いアクセントを置いて発音し、その際はアメリカ英語以上に大袈裟に発せられます。

私はこの平坦でかつペラペラと早口に話すイギリス英語に全く歯が立ちませんでした。
 どうしたらいいものか?そう考えたとき思いついたのが、イギリスの公共放送BBC(日本のNHKに相当)のニュースアプリ「iPlayer」をスマホにダウンロードし、ニュースを聴きまくる手法を取ったのです(iPlayerは現在、英国内のみの視聴者を対象としたストリームサービスとなり、ラジオ部門はBBC Soundsアプリという名称に変わっています。BBC Soundsは海外の人でも無料で聴取可能です)。
 それと同時に、BBCの公式サイトアプリもダウンロードし、時間の許す範囲で記事を1、2つ読むことを日課としました。知らない単語は、単語を長押しすると、「Copy/Select/Select All/▶︎」と表示され、▶︎をタップすると「Look Up」(調べるの意)と出るので、この辞書機能をフルに活用して読み進めました。
 時間だけはたくさんある私は、午前中にBBCの公式ニュースサイトで記事を読み(特にトップ記事を中心に)、午後13:00から始まる「World Service」の「Newsday」を聴くようになりました(イギリスの夏時間の場合。秋と冬は1時間後ろにずれます)。BBC Soundsは19もの放送チャンネルがあります。それぞれとても魅力的なコンテンツを提供してくれます。
その中でも私は、世界情勢の最新のニュースを提供してくれるこの「Newsday」でイギリス英語を勉強する決意をしたのです。
 さて、今回は長くなりました。次回、イギリス英語とのバトルの様子を面白おかしくお伝えできたらと思います。
To be continued.