とにかく声を出して勉強するスタディサプリ「TOEIC©︎ L&R TEST対策コース」

 さて、先月の中旬にリクルート社が提供するスタディサプリ「TOEIC©︎ L&R TEST対策コース」を受講し、「3ヶ月以内にTOEICで900点を取ってみせる!」と宣言いたしました。あれから約1ヶ月経ちました。この間、11月28日(日)にTOEICが催されました。
 私は、10月の成績が835点(リスニング410、リーディング425)と9月よりも15点下がってしまったことから、特に20点も下がったリスニング対策に力を入れました。
 具体的には、スタディアプリ「TOEIC©︎ L&R TEST対策コース」のリスニングパートであるPart1からPart4のうち、Part3までを試験までに1日平均2レッスン、時間にして約1時間勉強しました。11月のスコア速報値は、来週12月14日(火)にネット上で公開されるので、まだどれくらい取れているかは不明です。ただ、それまで苦手としてきたPart2の短文応答の問題が、割と優しく感じられました。とはいえ、来週の結果発表まで予断は許せません。
 取り組んだPart1-Part3のレッスンでは、とにかく演習問題を解いたら、単語・イディオムのチェック、ディクテーション、本文チェック、シャドーイングをルーティン(きまりきった手続または手順)として課せられます。このことは2021年11月16日にアップした体験レポート①に詳述しました。
 11月28日(日)のTOEICまで時間がなかったこともあり、実践問題集の第1回分のPart3までしか消化することはできませんでしたが、とにかく設問の英文を聞いて聞いて聞きまくることになります。具体的には、ディクテーションで聞き取って英文を書き取る。そして一番タフな作業であるシャドーイングで、英文を何度も聞いて発音練習する。この発音練習が大変です。
 私は、英文字幕をOFFに設定して、耳だけを頼りに英文を聞いて、シャドー(shadow)つまり影のように追いかけて発音するように努めています。ネイティヴが発音する英語を同じように発音するのは容易ではありません。
 発音するネイティヴは米・英・加・豪の4カ国の出身者が設問によって変わるので、それぞれの国の特徴ある英語が話されます。私は、アメリカ英語を中心に勉強してきたので、アメリカ人の発音する英語は比較的易しくシャドーイングできるのですが、イギリス英語、オーストラリア英語はとにかく単語のアクセントからイントネーションがアメリカ英語と異なるので、四苦八苦して発音を真似しています。
 最初の4、5回は全くついていけなくても、10回シャドーイングすると、キャッチできる音が出てくる。さらにプラス5回すると一文の中の4つ5つの単語が口に出てくるようになる。そして20回を超えるまでこなすとようやく一文を真似できるようになる。そして、録音してお手本と自分の声を聞き比べるわけです。
 正直いってシャドーイングは大変な作業です。私は英文字幕をOFFにしていると書きましたが、初級者の方々は無理せず字幕をONにして、英文を見ながらやってください。速度も「遅い」から始めて大丈夫です。徐々に慣れていって「標準」、そして「速い」にレベルを上げていけばいいだけの話です。
 ところで、11月28日(日)に受験したTOEICでは、リーディングで大失敗しました。これまでは、Part7で出題される、3つの英文を読んで5つの設問に答える「トリプルパッセージ」の大問3つのうち1つまでは解き切ることを目標にしてきました。
 ところが今回はトリプルパッセージどころか、その前に用意されているダブルパッセージの2つの大問のうち、1つまでしか解き切れなかったからです。理由は簡単。Part7の最初に用意されたシングルパッセージの10個の文書を予定時間より、大幅に時間をかけ過ぎてしまったからです。
 今回(11月分)は、リスニングに力を入れるあまり、リーディング対策をほとんど取らなかった。そのツケが回ってきたのだと思います。そこで現在は、来週末12月19日(日)に開催されるテスト向けに、スタディサプリ「TOEIC©︎ L&R TEST対策コース」のリーディング部門であるPart5からPart7に注力しています。

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Part6、Part7の1レッスンの最後に課せられるスピード音読の画面

 

 とりわけPart6とPart7は、演習問題をアプリが設定している制限時間内に終わるよう速読・解答し、答え合わせと単語・イディオムのチェック、さらに本文チェックが終わったら、問題文の英語を制限時間内に発音する「スピード音読」をレッスンの最後に課せられます。
 これもシャドーイング同様に結構大変です。5秒から8秒ぐらいの制限時間に一文を音読して録音する。もちろん、ネイティブのお手本音声で予め練習するわけですが、制限時間内に正確な発音、アクセント、イントネーションで発声するのは簡単ではありません。早口で発音するので、最後の方は「モゴモゴモゴ」と曖昧になりがちです。
 ただ、発声すべき英文が表示されているので、私みたいに英文を見ないでやるシャドーイングほどきつくはありません。とにかく、ネイティヴのお手本通り発声することが求められます。
 以上、記してきました通り、このスタディサプリ「TOEIC©︎ L&R TEST対策コース」は、リスニング対策もリーディング対策も、必ず演習問題の英文を声に出して発音する練習が課せられているのが最大の特徴だといえます。
 なぜだろうか?私はそう考えました。この件につきましては、後日、某文献を参考にしながら、考察したいと考えています。ただ一つ言えるのは、私を含めて多くの日本人の英語学習者に欠けている練習が、英語を発音・発声する練習だからではないかということです。
 例えば、私たち日本人の多くは中学に入学すると同時に新しい教科として英語を学び始めました。授業では、英語の先生がまず教科書の英文を発音して、「OK, everyone, repeat after me.(さあ、みなさん、私の後について発音してください)」と生徒たちに呼びかけて、全員で教科書の英語を大声で発音していたと思うのです。中学1年の場合だと、つい最近まで小学生だったので、子ども気分が抜けておらず、元気はつらつと発音していたはずです。
 ところが、中学2年生ともなると、英文法が大分難しくなってきたことと、第2次性徴期に入り、心身ともに大人びてくる。生徒たちは人前で音読することが馬鹿馬鹿しく思えてきて、先生が発音練習をするよう促しても恥ずかしがってやらなくなる。先生の方も、生徒に嫌われるのを恐れ、次第に強制しなくなり、英語の授業は静かなものとなる。
 そして高校に入ると英文読解が始まり、英語は文法的に分解して和訳するもんだとの思い込みが生徒はもちろん、先生にまで共有されてしまう。必然的に、英語は黙読するだけの教科となってしまう。
 少なくとも、40代、50代以降の方々ならば、このような経験をお持ちの方が多いのではないでしょうか?つまり、中学、高校、大学と約10年間の英語の勉強において、圧倒的に英語を発音する時間がなかった。いやしてこなかった、というのが正解でしょう。
 そこの部分に、このブログで取り上げているスタディアプリ「TOEIC©︎ L&R TEST対策コース」は注目し、学習者にあえてルーティンとして課しているのではないかと推測するものであります。
 もし、ご興味を持たれたら、「7日間の無料体験」を試されることをお勧めします。続けられそうであれば、そのまま受講されてもいいし、「自分には合わないな」と思われたら、すぐにキャンセルできます。月額3278円(税込)のレッスン料は、決して無駄にはならないと思います。
 人によっては、「自己管理が苦手だから続きそうにないよ」と心配になられる方もいらっしゃるでしょう。その場合は、勉強の仕方などを相談できる専属コーチが付く「パーソナルコーチプラン」も用意されているので、そちらを検討されてもいいと思います。
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〜本日の元気の出る英語〜
When I get old and I look back, I want to regret the things I did, and not the things I didn't do.
ーー年老いて自分の人生を顧みたとき、やらなかったことを後悔するより、やったことを後悔したい。
ーGeorge Lincoln ジョージ・リンカーン(DJ)

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