コロナ禍の真っ只中で英語を学ぶモチベーションの保ち方

 さて、前回までは英語ニュースを聞く上で試している私の英語勉強法を綴ってきました。今回は2020年9月に再開されたTOEICについて記したいと思います。
 昨年は新型コロナウイルスの流行がはじまってからというもの、1月の試験を最後に3〜7月のTOEICは中止になりました。緊急事態宣言の発出もあったせいでしょうか、コロナ流行の第一波が少し落ち着いたこともあって、TOEICを主催するIiBC(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)は、9月に試験の再開する旨を発表しました。申し込み日の7月8日(水)は、申し込み開始時間の10:00にIiBCのサイトにアクセスしましたが、全国の受験者が一斉にアクセスしたせいでしょう、なかなかログインできませんでした。
 しかしながら、1時間半ほど粘ってアクセスを続け、なんとか申し込みができました。
 さて、9月13日(日)に行われたTOEIC。最初に成績を述べますと、750点!1月に830点をスコアしたのに、80点も下がってしまいました。これには参りました。
 なぜこんなにも下がってしまったのか。自分なりに考えたのですが、理由が分かりませんでした。試験が中止になっていた期間は、BBCのニュースアプリで記事を読み、午後からBBC Soundsアプリで「Newsday」や「5 Live Breakfast」を1時間みっちりと聞いていたにもかかわらず、この有様。
 10月の試験からはみなさんご存知のように抽選制となり、残念ながら抽選に漏れ受験できませんでした。幸い11月の試験は当選したので受験できたのですが、これがまさかの745点と更に下がってしまいました。
 なぜだろう?原因があるはずです。しかし、その原因・理由をよく考えないまま、私は自分の関心のあるやり方で英語を勉強し続けました。すなわち、ニュース英語を読み、アプリでニュースを聞くやり方です。
 一方で、2019年4月から始めていたNHKラジオ「実践ビジネス英語」もその一つでした。この講座は水・木・金の週3回(1日あたり3回)放送されていました。私は以前にもこのブログで記した通り、前日に約1時間から1時間半かけて予習をして朝9:15の放送に臨みました。やり方は、番組のCDをメルカリで安く購入し、パソコンにデータを取り込み、更にiPhoneに同期させて音声データを入れる(CDはこれまたすぐにメルカリで売りました)。そして翌日の番組で扱われるヴィニェット(ネイティブによる寸劇)をテキストを見ないで4、5回聴く。それからテキストを読んで内容を理解した上で、更にヴィニェットに合わせながら、ネイティブの発音を真似するオーバラッピングをして、イントネーションやアクセントを置く位置の確認しました。音声を止めた後も、納得の行くまで音読しました。
 2020年の年末からは、それまでBBC Newsアプリを使ってUKの記事を読んだ後に、BBC Soundsアプリの第5チャンネル「5 Live Breakfast」を1時間聞くスタイルを思い切って変えました。
 といいますのも、2020年のアメリカ大統領選挙が11月に行われ、民主党ジョー・バイデン(Joe Biden)が当選したことを受け、現職のトランプ大統領が「The election was stolen!(選挙が盗まれた!)」と主張し敗北を認めようとしなかったことで、一気にアメリカ政治が面白くなったからです。
 ここで私は、アメリカのテレビ局の番組をPCで見られないだろうかと考え、アメリカ3大ネットワークのABC、CBSNBCのホームページをチェックしました。すると、各局ともニュースをLive配信をしているではありませんか!4、5年前にもチェックしたことがあったのですが、その頃は私の記憶が正しければ、3局ともLive配信はすれども、海外の居住者には見ることができなかったはずなのです。それができる!
 これは面白い時代になったと思い、3局のうち特にABCのLive配信を見るのに夢中になりました。とはいえ、とにかくアンカー(anchor=日本ではキャスターといいますね)やレポーターの話すアメリカ英語が速すぎるのです。何をいっているのかさっぱり分からない。NHKラジオ「実践ビジネス英語」を聴いてアメリカ英語を勉強しているはずなのに全く理解できないのです。
 「これはいかん!」と思った私は、アメリカのニュースを事前に活字で情報として仕入れておいて、予習をしよう。BBC Soundsでラジオを聴いていた時のように、アメリカ事情を勉強しようと考えたのです。そこで購読(subscription=サブスクリプション)を始めたのが、アメリカのメディアを代表する高級紙The New York Timesの電子版です。購読料は初年度はサービス価格として、4週間で2ドル。つまり、日本円で250円弱と格安でした。
 NYTの記事を読む上でしたことは、興味のある記事をコピーして、ワードにペースト(貼付け)たことです。一つの記事をそのままプリントアウトしようとすると、広告画像まで入れてA4用紙で10ページをゆうに超えます。広告を印刷しないために、ちょっと手間がかかりますが、テキストだけコピーしてワードにペーストすると8ページ前後で収まります。この8ページ前後の記事を丁寧に辞書を引きながら読んでいくのです。
 この作業をしているときに気づいたのが、TOEICで700点前後をうろついていた頃よりも、はるかに楽に読めるようになっていたことです。その理由を考えると、まず、BBC News アプリで記事を読む習慣がついていたこと、次に「実践ビジネス英語」で出てくる表現がNYTの記事に頻繁に出てくることに気付いたのです。
 そして最後に、自分が興味のあるやり方、例えば私の場合、ニュース英語に興味があるので、徹底してニュース英語を勉強してきたことが次第に実力としてついてきたと思われるのです。2020年はTOEICこそ成績は伸びなかったものの、厳しい自粛生活を強いられた一年を、ニュース英語を追いかけることで英語学習のモチベーションを保つことができました。
 さて、長くなりました。次回は面白くなってきたアメリカ政治をどうやって追いかけていったかを更に詳述したいと思います。
To be continued.