TOEIC485点から830点までの道のり―Part2・・・600点越えへ

 さて、前回はTOEIC485点からの挽回を期して、英語の基礎力を養成するための教材と再聴取を始めたNHKラジオ講座をご紹介しました。
 ここでひとつ読者の方々にご注意いただきたいのは、もし4年前の私と同じレベルの英語力、つまりTOEIC500点以下の方々(とくに469点以下)がいらしたら、丸々私の模倣をすることは少し危険かもしれません。
 大学受験や海外留学を控えた受験生向けの予備校トフルゼミナールが公表している「英語試験難易度比較表」によりますと、TOEIC220-469は英検4級-英検準2級に相当するそうです。

 英検4級は「中学中級程度」、英検準2級は「高校中級程度」と、試験を主宰する日本英語検定協会のサイトに記されています。

www.eiken.or.jp

 以上のことを踏まえると、中学中級程度から高校中級程度と幅が広いのです。
 なので、もしTOEICの点数がこの範囲の方々は、まず中学英語の総復習をすることが上達の早道だと思います。実際、私は中学英語の参考書としてベストセラーになった『やさしい中学英語』(いのうえじゅんいち・学研編集部著/学研教育出版を購入し、知識があいまいだった現在完了形や不定詞の勉強をやり直しました。

 

 また、英語の発音を基礎から学ぶ上で役立つのが、NHKラジオの「基礎英語シリーズです。私が中学生だった40年以上前とは異なり、現在では「中学生の基礎英語1」「中学生の基礎英語2」「中高生の基礎英語in English」と講座数も豊富になり、放送時間も15分とコンパクトに構成されています。NHKラジオの無料アプリ「らじる★らじる」をダウンロードすれば場所を選ばずスマホで放送を聞けます。「聞き逃し」機能では前の週の放送を聴き直すこともできます。別売りのCDや音声ダウンロードを利用すれば、放送時間を気にせずいつでもスマホを使って発音練習ができるのでお勧めです。テキストは550円と格安なので、ご自身のレベルにあった講座を受講されるといいと思います。
 ここで注意していただきたいのは、「今さら中学英語かよ~」とバカにしないことです。上記のラジオ番組のネイティブスピーカーの発音を綺麗にまねできるようになれば、英検4級から準2級レベルのリスニングテストは合格します。もちろん、面接試験も。
 要は、毎日少しずつでも続けることが大切だと考えます。私はテレビはほとんど見ないので最近のCM事情には疎いのですが、ネットでよく見かける日本経済新聞のCMがいいことをいってました。
 「日経電子版では専門家の多様な意見や物の見方をいつでもどこでも読むことができる。やはり何より365日分の差は大きい。」
 英語学習の極意もここにあると信じています。毎日365日勉強する。
 私の例を引いて恐縮ですが、4年前に『即戦ゼミ8 基礎英語頻出問題総演習』(上垣暁雄編著/桐原書店)を毎日2時間かけて解きながら、遠山顕(とうやまけん)先生のNHK「ラジオ英会話」(翌2018年からは『遠山顕の英会話習』に名称変更)を毎日15分の放送と、プラス復習のための音読を15分、計30分勉強していました。『即戦ゼミ8』と合わせて2時間半毎日やったおかげで、2018年9月のTOEICで630点(listening305点/Reading325点)を取ることができました。1年余りで145点アップできたのです。これは嬉しかったです。
 さて、今回はTOEICの低得点者へのアドバイスと私の600点越えに至る過程を綴りました。次回は、700点という大きな壁を突き破る上での悪戦苦闘ぶりを述べたいと思います。
To be continued.
 

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