英語脳になる方法~英語にちむどんどん

TOEICテスト対策

 先日のTOEICは発熱で棄権しましたが、幸い、その日のうちに熱は下がり何事もありませんでした。恐らく寝冷えでもしたんでしょう。ご心配をおかけいたしました。
 さて、タイトルの「ちむどんどん」とは、4月11日(月)から始まったNHK朝の連続テレビ小説からいただきました。沖縄の言葉で「胸がワクワクする」という意味だそうです。なので、タイトルの意味は「英語に胸がワクワクする」となります。
 なぜ英語に胸がワクワクするのか?それは、英語をシャドーイングしたり、音読して英語を口にすると、聞き取りが非常に楽になることに確信が持てるようになったからです。
 私は現在、リクルート社のスタディサプリ「TOEIC対策コース」を受講しています。毎日やれているかというと、そうでもなく、週に3〜4回ぐらい、一回につき1〜2時間勉強するのが通常のペースです。
 ただ、TOEICの直前1週間は必ず2時間はやるようにしています。このアプリを使用していらっしゃる方はご存知のように、アプリを立ち上げてレッスンを始めると、終わるまでの時間を自動的に測ってくれる便利な機能がついています。そして、その週の合計学習時間まで表示してくれるので、「あなたは今週、これだけ勉強しました。頑張りましたね」とほめられているみたいで、やる気が湧きます。
 逆に勉強時間が少ないと「もう少し頑張ってみようか」と考え、もう1レッスン勉強したくなるので不思議です。
 話を本題に戻しましょう。このスタディサプリでTOEIC形式の問題を解いた後、単語やイディオムのチェック、本文の確認、関正生(せきまさお)先生の動画講義を聞いたら、listeningの問題の場合だとシャドーイングをします。readingの問題であれば、スピード音読をやります。要するに、両方とも声を出して英語を発音するのです。
 この英語を発音することで何が起きるのか?それは、英語を英語で理解することに繋がる気がするのです。といいますのも、私は毎日、日本のNHKに相当するアメリカの公共放送PBSの看板番組「PBS News Hour」を晩酌しながら見ています。一年半前に視聴を開始した頃は、全く理解できませんでした。
 しかし、我慢して毎日見る。それもお酒を楽しみながら、リラックスしている時に見るので、そう苦痛ではありませんでした。「とにかく3ヶ月続けてみよう」という軽い気持ちで始めたのですが、ちょうどその頃、アメリカでは2020年11月の大統領選挙でジョー・バイデンが現職のドナルド・トランプを破り、トランプが「選挙が盗まれた(The election was stolen.)」といって、負けを認めませんでした。
 しかも、2021年1月6日には、バイデンの勝利を正式に認証する議会での手続きを行なっている最中に、全米から集まったトランプ支持者が議会を襲撃するという前代未聞の大事件が発生しました。記者たちによる迫真のレポートは見ていてドキドキしました。文字通りちむどんどんです。

www.youtube.com そういうわけで、とりあえず3ヶ月のつもりで見始めたPBS News Hourでは、毎日、この議会襲撃の事件を重点的に取り上げるようになったこと、さらに、新型コロナウイルス関連のニュースも毎日報道されたこともあり、この2つのトピックについては、同じ単語や表現が頻繁に使用されていることに気づきました。なので、次第にこの2つの話題に限っては、3ヶ月を過ぎたあたりでかなり理解できるようになりました。
 そこで、なぜスタデアプリかというと、このアプリで問題を解いた後、シャドーイングまたはスピード音読をした日は、必ずPBS News Hourのニュースがよく聞き取れるのです。もちろん、全部のニュースを聞き取ることは今の私にはまだまだ無理です。しかし、不思議なほど、アンカー(anchor=日本のキャスターに相当)のJuddy Woodruff(ジュディ・ウドゥルフ)さんやcorrespondentといわれる記者たちの英語がスラスラと頭に入ってくる。なので、何がテーマかが分かるわけです。 
 ただ、取り上げられたトピックについて細かいことまでは理解がついていかないのが、現在の私の英語力の実情です。
 それでも、約60分の放送中、3分の1ぐらいは何が話題になり、何が問題であるか、それについてどういう対策がとられたかを人に説明できるくらいにはなってきました。
 私の感覚では、アプリで英語をシャドーイングまたはスピード音読すると、頭の中が英語脳になる。耳も英語耳になる。そう確信できるようになりました。実際、英語を全然口に出さなかった日は、ニュースの聞き取りがガクンと悪くなるのです。
 私は小中学生の頃、野球少年でした。その頃、監督やコーチにいわれたのは、「1日トレーニングを休むと、取り戻すのに3日かかる」というものでした。つまり、監督たちは、「1日休むと筋肉が緩み、野球の勘が衰えるということ」をいいたかったのでしょう。
 英語をシャドーイングしたり、音読して声に出す作業が、なぜ英語脳を作り、英語耳を作るのかの科学的な理由は、私には分かりません。ただ、声に出すことの重要性については、英語の大家と言われる人たちが共通して指摘していることです。
 アポロ11号の月面着陸(1969年)のテレビ中継における同時通訳を行った一人で「同時通訳の神様」と評された故國弘正男(くにひろまさお)氏は、その著書『國弘流英語の話しかた』の中で、「只管朗読(ひたすらろうどく)」の大切さを記しています。つまり、ひたすら英語を音読すること。戦前の日本に生まれ育った國弘氏が到達した極意、つまり英語ができる秘訣は、実はとても素朴で簡単なことだったのです。
 さて、今日もこれからPBS News HourをYouTubeで見ます。どんなニュースが報道されるのか、今からちむどんどんしています。
〜〜本日の元気の出る英語〜〜
  We aim above the mark to hit the mark.
                                                           Ralph Waldo Emerson
     成功したいなら、普通以上のことをやれ
         ラルフ・ウォルド・エマーソン
         (思想家・詩人・哲学者・作家)

発熱のため今日のTOEICは棄権しました

 さて、本日はTOEICの日でした。この1週間、スタディサプリを1日2時間とPBS News Hourを1時間の計3時間勉強をしてきました。しかし、昨日の夕方あたりから熱っぽくなり、今朝起きたら体温が37.8度。「これはまずい。会場に行っても検温されるので、悔しいけど今日の試験は諦めよう」と決断しました。
 おまけに私の住む九州地区は各地で停電が起きてしまう始末でした。
 本日、このブログにアクセスいただいた皆さんには大変申し訳ありませんが、本日の受験レポートをお送りすることができません。どうぞご容赦ください。
 来月は29日です。今日の悔しさを晴らせるくらい勉強して高スコアを出せるよう努力する所存です。

NHKラジオ講座のススメ〜「カムカムエブリバディ」を終えて

TOEICテスト対策

 さて、ここで度々お話ししてきたNHK朝の連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」が本日最終回を迎えました。約半年にわたり、親子3代の物語が完結いたしました。ドラマのテーマは親子の愛と絆。そのテーマを彩りのあるものにしたのが、英語でした。3人のヒロインが三人三様の在り方でNHKラジオ講座で英語を学び、人生の節目節目で生かしていく。
 例えば、3人目のヒロイン、ひなたは一度は挫折して英語から遠ざかっていたものの、就職先の映画村で外国人観光客の案内係として一役買うためにラジオ講座を聴き始め、必死で英語を習得しました。そしてその英語を使って行方不明となっていた祖母、安子と運命的な出会いを果たし、安子とは子どもの頃に生き別れたと聞かされていた母るいと約半世紀ぶりに再会させました。昨日(4月7日)のそのシーンは涙なくしては見れない感動的なものでした。
 ここで留意したいのは、もしひなたが英語を話せなかったら、日系アメリカ人のアニー・ヒラカワとして名乗っていた安子との接点を持てなかったかも知れなかったことです。ハリウッド映画のキャスティングディレクターとして映画村に現れた安子の通訳をしたことで親しくなったひなたは、英語ができたからこそ実の祖母と出会えた。
 親子3代の運命をも左右した英語という言語の存在が、このドラマを劇的にしたといっても過言ではないでしょう。

新日常英会話セットプラン

 さて、今回は英語で人生を劇的にするための一つの手段として、ドラマでも扱われたNHKラジオ講座をお勧めする次第です。私は、このブログの最初の頃にしばしば取り上げましたが、英語との出会いは中学一年生の4月から聴き始めたラジ講座「基礎英語」でした。現在では名称も少し変わり、レベル別の講座が複数用意されていますが、内容はとてもよく考え抜かれたいい番組揃いです。もし、これから英語を始めようとお考えの50代の方がいらっしゃったら、まず中学英語から始めてみてはいかがでしょう?「今さら中学英語なんて恥ずかしいよ」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。

www2.nhk.or.jp


 しかし、だからこそ中学英語をお勧めしたいのです。例えば、以下の3つの英文の違いを説明できますでしょうか。
 ①He went to America.

    ②He has gone to America.
    ③He has been to America twice.
 いずれも中学で習う「過去形」と「現在完了形」という文法で作られた文です。
 日本語に訳すと
 ①「彼はアメリカに行った(今はどうしているかわからない)
 ②「彼はアメリカに行ってしまった(その結果、今もアメリカにいる)
 ③「彼はアメリカに2回行ったことがある」。
 以上のようになります。
 ①の過去形はある一時点での過去を意味するので、その後、「彼」がどうなったかまでは説明しないのです。
 ②は現在完了形の「完了・結果用法」となります。
 ③
は、現在完了形の「経験用法」になります。
 この区別ができない人は少なくないと思います。私は大学生の頃、学習塾の講師や家庭教師のアルバイトをしていましたが、大方の中学生が現在完了形でつまずいていました。高校生になって英語が苦手の生徒さんたちもやはり、この現在完了形の意味をよく理解しないまま高校生になり、未来完了形や過去完了形という新しい文法事項が出てきてお手上げとなっている例をたくさん見ました。
 現在完了形の日本語訳を「行ってしまっ」とか「行っことがある」とするためから来る誤解からでしょうか、これを過去形と錯覚している。しかし、現在完了形とは、あくまで過去と現在の関係を表す表現なのです。つまり、過去の一時点から現在までの連続した時間の流れを表したいときに使う表現です。なので、現在完了形とは現在形の一種といってもいいでしょう。
 この基本的な文法事項をしっかりと理解せずに大人になってしまい、いざ仕事で英語が必要になった方々がどこから始めたらいいのだろうかと途方に暮れるのだと推測されます。
 まずは中学英語。中学英語は、基礎の基礎だと考えます。高校英語で学ぶ文法事項や単語に比べたら、はるかに学ぶ量は少ないです。そこで「読み・書く・聞く・話す」の四技能の基礎を学ぶうえで大いに役に立つのが、NHKラジオ講座です。
 講座の開講は今月からです。まだまだ間に合います。すぐにでも書店に向かってテキストの購入をお勧めします。
 ちなみに本日最終回だった「カムカムエブリバディ」では、3人目のヒロイン・ひなたがラジオ講座の講師となり、ネイティブのゲスト講師が実は初恋の人だったことが判明するところで落ち着きました。めでたしめでたし、でした。
〜〜本日の元気の出る英語〜〜
 Failure is a detour, not a dead-end street.
    失敗は遠回りだ。
 行き止まりなどではない。
    Zig Zigler
                ジグ・ジグラー(著述家)
 

TOEIC3ヵ月以内に200点以上UP!スタディサプリENGLISH

大撃沈!3月20日のTOEIC結果発表さる!

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 さて、本日、3月20日(日)に開催されたTOEICの結果がWebサイトで発表されました。なんと760点と大撃沈しました。リスニングもリーディングも難しく感じられた今回のテスト、予想通りの結果となりました。
 詳しく記しますと、リスニングが370点、リーディング390点と双方とも400点を下回りました。2月の試験が845点だったので、85点も落としました。1月に記録した最高点855からすると、95点も悪いスコアとなりました。

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2022年3月20日(日)午前に受けたTOEICのスコア

 リスニングは、昨年9月の試験以来、400点を割ることはありませんでした。しかし、今回はかなり難しく感じました。パート1の写真問題からつまずきました。パート2は普段より聞き取れた感がありましたが、パート3、4がかなり難しく感じました。特に、設問の先読みができないケースが多々あり、大いに点数を下げただろうと予測できました。
 リーディングは、意外な結果でした。以前から私はリーディングが400点を超えることが少なく、例えば、855点を取った今年の1月の試験では、パート7のトリプルパッセージで3つある大問の2つまで本文を読み切って、5つある設問のうち3つ、すなわち93問目まで解答しました。しかし、スコアは395点。
 一方、今回の場合は、ダブルパッセージで2つある大問の2つ目の半分しか本文を読めず、設問も5つあるうち3つ、すなわち83問目までしか解答できませんでした。1月より10問も解答できなかったのですが、スコアは390点。
 一問5点であることから考えると、50点は違ってて良さそうなものの、ほぼ同スコアなのです。私は以前にも書きましたが、リーディングは早く読んでたくさん解答するのも大事だが、結果が伴っていないということは、取りこぼしが多くあることを意味する。であるならば、多少解答数が少なくても、確実に得点することが大事ではないかと思い至りました。
 それで、それまでリーディングのパート5を10分、パート6を12分を目標に解答していましたが、それぞれ12分、15
分と時間を少し多めに取って解答しました。公式問題集などで試行錯誤した結果、早く解こうとすると、やはり取りこぼしが出ていたからです。パート7のシングルパッセージ10文章については、設問が2個の文章の場合は、2分以内に読解と解答を目標にしました。
 試験は水ものといいますが、その通りだと思います。ただ、ここ3年近くはほぼ毎月受験しているにもかかわらず、なかなか安定した得点ができていません。2ヶ月で95点も点数が下がるというのは、本物の実力がついていないことの証だと思われます。
 さて、今月のTOEICは24日(日)です。あと2週間余りあります。リクルート社のスタディサプリ「TOEIC対策コース」と公式問題集の2本建てで準備をしっかり進めていく所存です。
 900点突破まではなお茨(いばら)の道が続きますが、1日に勉強できる時間をしっかり確保し、目標を必ず達成してみせます。
〜〜本日の元気の出る英語〜〜
        Don't find fault,
        find a remedy.
  あら探しをするな、
  救済策を探せ。
  Henry Ford
  ヘンリー・フォード(自動車王)

TOEICテスト対策

いつやってくるかも知れぬ機会のために日々、英語を鍛錬する

 さて、このブログでも何回か取り上げたことのあるNHK朝の連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」が佳境を迎えています。番組をご覧になっていない方のために簡単にストーリーをお話ししますと、3人の女性、すなわち初代ヒロインの安子とその娘るい、さらにその娘のひなたの親子3世代の女性を主人公に据えて、NHKラジオ講座で英語を学び、3人3様の恋愛と親子の絆をその3人の生きた世相を映しながら展開するドラマとなっています。
 今日の番組では、3人目の主人公となるひなたの父親錠一郎(じょういちろう)が数十年のブランクを乗り越えて再び音楽活動を再開する、と妻るいと子どもたちに宣言しました。錠一郎はるいと結婚する前は関西一のトランペッターでした。レコードデビュー直前になって謎の病気にかかり、音楽さらにはるいとの結婚をも諦めようとした過去がありました。
 トランペットではなくピアノで挑戦する。そのことを昔からの親友でかつライバルであったトミー北沢は「管楽器をやっているやつは鍵盤も嗜(たしな)んでいるから大丈夫や。あとは練習次第だ」と太鼓判を押し、一流のピアノ講師を錠一郎につけると約束します。この言葉にるいは感激して大粒の涙を流しました。私はここで涙腺崩壊、朝から涙をポロポロと流し、一度は海で入水自殺まで図ろうとした錠一郎を助けたるいの気持ちを想像しただけで胸いっぱいとなりました。
 一方、ひなたは岡山にあるるいの実家に行った際、敗戦直後に放送されていたラジ英語講座「カムカム英語」のテキストが実家に残されているのを発見。そのテキストには祖母の安子とるいの名前がローマ字で記されており、中の英文にはカタカナで読み方が書かれていました。自分の祖母と母がそんな昔から英語を勉強していたのかと感じ入ったひなたは、京都の自宅に戻ってからというもの朝早く起きてラジオ講座を一生懸命聞いて勉強するようになりました。
 これが今日まで展開した物語です。この物語で私が一番強く感じているのは、一度は人生に挫折しても、何かのきっかけでもう一度立ち上がれるチャンスが訪れることがある、ということです。丁度そのことをいわんがためでしょうか、京都太秦(きょうとうずまさ)の時代劇撮影所で、切られ役のベテラン俳優、伴虚無蔵(ばんきょむぞう)がしばしばひなたに向かってこう言います。
「いつやってくるかも知れぬ機会のために日々、鍛錬せよ」。
 今日のドラマでは、ひなたが職場でもラジオ講座のテキストを広げ、英文を暗誦しているときにこのセリフを虚無蔵は口にします。
 このセリフの真意を私なりに解釈すると、「いつやってくるかも知れぬ機会のために日々、英語の勉強に励め」ということです。
 私は度々記していますが、37歳のときに当時勤めていた出版社の直属の上司と対立してうつ病を発症し、それを理由に解雇された過去があります。それからというもの人生下り坂でしたが、47歳のときに1年余り入院生活を送ったことで、それまでの人生をしっかりと受け止めることができました。そして「もう1度大学で学び直して、新しい人生を切り開こう」と決意しました。
 今は目標があるから、人生が楽しいです。確かに豊かではありませんが、「今日のボロ、明日の錦(にしき)」ということわざがある通り、今はみすぼらしい格好をしていますが、努力を怠らなければ苦労が実って、そのうち美しい服を身につけるほど成功する、と信じています。
 そのためには日々、鍛錬する。毎日英語を勉強する。とはいえ私も普通の人間です。たまには自分を見失いそうな時があり、英語どころではありません。しかし、そういう時こそ「なぜ自分は英語を勉強するのか」を改めて自分に問いかけるよう努めています。自分の目標は何かを考えるようにしています。
 英語に限らず語学の学習は、「目標設定」と「モチベーションの保ち方次第」で成功するかしないかが決まると考えます。
 モチベショーンを保つための一つの方策として、TOEICなどの試験を積極的に受験して、常に学習意欲を刺激することは大切だなと個人的には思います。
 人生100年時代といいます。50代とはその折り返し地点を迎えた年代です。残りの道のりをただ漫然と歩くのか、刺激があって実り豊かなものにするかは、その人次第です。私は、自分が死ぬ瞬間までドキドキワクワクする人生を選ぶために英語を学び続けたいと決意しています。
〜本日の元気の出る英語〜
The successful man will profit from his mistakes and try again in a different way. 
 成功する者は失敗から学び、再び違う方法を試みる。
             Dale Carnegie
             デール・カーネギー(著述家)

2022年3月20日午前のTOEICを受験した感想

 さて、「3月は去る」といいますが、あっという間に下旬となりました。本日TOEIC午前の部を受けてきました。

 リスニング、リーディング共にこれまでよりかなり難しく感じられました。リスニングはパート1の写真の問題からつまずきました。1番苦手としているパート2は比較的易しく感じられましたが、得意としているパート3で取りこぼしがいくつかありました。問題の先読みが十分でなかったからです。

 課題はやはりリーディング。今回はパート5、6の取りこぼしをしないためにそれぞれ12分ずつ時間配分するつもりでした。しかし、パート6で3分以上ロスしてしまい、大いに慌てました。

 このため、続くパート7のシングルパッセージも予定の時間をオーバーし、結局ダブルパッセージの大問二つ目の途中までしか読むことができず、合計で83問しか解き切れませんでした。

 大失敗です。ひょっとしたら800点を割り込んでいるかもしれません。

 失敗の理由は明確です。リーディングの問題を解く量が圧倒的に少ないからです。経験値が足りない。

 来月の試験も受験が決まっています。やるべきことはリーディング対策。毎日決まった時間量、具体的には1時間は必ず問題を解くことをルーティンといたします。頭の中に英語脳を作るために、たくさんリーディング問題を解いていこうと決意しました。

 自分の弱点を明らかにするのはあまり気持ちのいいものではありません。しかしながら、その弱点に目をつぶって何も対策を練らねば進歩はありません。そこが、外国語学習の難しいところであり、悩ましいところでもあります。

 でも、気付きを得られたことは大きな収穫でした。明日からの学習の進むべき方向が分かったからです。
 私の街では17日(木)、全国で最初に桜が開花しました。自宅の窓からは階下に桜の花が咲いています。桜の花を見ると日本人で良かったと思います。
〜本日の元気の出る英語〜
  It is in the moment of decisions that your destiny is shaped.
       あなたの運命が決まるのは、決心の瞬間だ。
       Anthony Robbins
       アンソニー・ロビンス(作家)

スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラン

「英語道」は山あり谷あり。人生も然り

 長らくブログを更新していませんでした。この間、多くの方々に当ブログにアクセスしていただいていましたこと、感謝申し上げます。
 なぜ長期間放っていたかといいますと、失恋したからです。5年近く片想いしていた女性がいました。近所のスーパーでレジ打ちしている方です。ほぼ毎日のようにその女性にレジを打ってもらっているうちに、「とても美しくて働き者の女性だな」と憧れを強くしていきました。私が20代、30代の頃ならすぐに声をかけていたと思います。ただ、その女性にはそれをできない理由がありました。それは既婚者であったからです。さらに小さなお子さんがいらっしゃることも知っていたので、無謀なことはするまいぞと決めておりました。
 ところが、その女性が1月の半ばくらいから姿を見せなくなったので、他の店員さんに事情を聞いてみると、退職されたとのこと。これにはショックを受けました。レジ打ちしてもらう時、必ず私は会釈をして「お願いします」といってました。世間話ぐらいしたいなと思っていましたが、後ろに列ができているので、話しかけることもなく5年近くが経っていました。
 ほぼ毎日その女性の笑顔と仕事に一生懸命な姿を目にすることで、自分ももっと努力しようと前向きになれていました。一回くらい会話を交わしておけば良かったと後悔しました。
 そういうわけでこの2ヶ月あまり気分が低空飛行であったことと、ちょうど確定申告の時期が重なったこともあり、ブログどころではありませんでした。
 とはいえ、英語の勉強をおろそかにしていたわけではありません。1月は気持ちの落ち込みが酷かったので、PBS News HourをYouTubeで1日1時間みるだけで、他にスタディサプリをやったり問題集を解いたりはしませんでした。しかし、1月のTOEICでは、新記録となる855点を取りました。リスニング460、リーディング395という内訳です。これまでの最高点850をわずか5点ですが伸ばしました。
  TOEICテスト対策 さて、本日(3月15日)、2月のTOEICの結果発表がありました。845点でした。リスニング445、リーディング400。実は今回の試験は今までで一番自信がありました。試験の10日前から集中的に1日2時間はスタディーサプリをやっ
TOEICのパートごとの模試問題を解き、夕方晩酌しながらPBS News Hourを1時間、その後同じくYouTubeでABC News Liveを30分ほど見てリスニングを鍛えていたからです。
 しかしながら、結果が出ない。自分としては870点は取れていると思っていました。自分なりに成績が伸びない理由を考えると、リーディングの勉強をあまりやっていないことが一番の原因のような気がします。
 特にTOEICの公式問題集やそれに準ずる問題集等でリーディングの問題を多く消化できていないと思われるのです。リスニングは、毎日最低1時間はPBS News Hour等を見て、勉強時間を確保しているのですが、リーディングに至っては、ニュース関連は多少読むものの、TOEICの問題そのものを解く時間をとっていません。これが伸び悩みの最大原因だろうと思い至りました。
 3月のTOEICは今週末20日(日)です。先週末からTOEIC公式問題集の最新版である第8冊号をパートごとに時間を計って解いて、解答解説を読み、問題文の音読を徹底しております。
 現在、私が各パートごとにどれくらいの時間をかけているかを記しますと、パート5の30問に10分、つまり1問当たり20秒で解いてます。パート6の4文書、計16問は10分を目標にしながらも、最大で12分以内で解く練習をしています。幸い、パート6は全問正解か、悪くて1問落とすぐらいです。
 ところが基本的文法・語法を問うパート5で4、5問落とすというもったいないことをしております。1問あたり5点に相当するので、5問も落とすと25点を失うことになります。これでは成績が伸びないわけです。
 私はリーディングについては、90問目までを解き切ることを目標にしています。90問を全問正解できれば、465点をスコアできるからです(『TOEICテスト新形式精選模試リーディング2』のスコア表参照)。1月の試験では、トリプルパッセージの2つ目の大問まで読み切り、93問まで解き切りました。しかし、395点。2月はトリプルパッセージの1つ目の大問を時間をかけて解いて90問解き切りました。そして400点。
 要は早く読んで多く解いても正解しなければ意味がないということです。だからといって、ゆっくりと解いても正解するとは限らない。ここがリーディングの難しさであり、悩ましいところであります。
 昨年11月12日にアップしたブログでは、3ヶ月以内に900点を取って見せます、と宣言しました。

 

learning-english-from-the-age-of-50.com

 

 しかし、それは実現できなかった。この間、原因不明の不眠症と失恋の痛手など不可測なことが続いたので、英語の勉強量が足りていなかったことは否めません。スタディサプリは続けていますが、これはこれでいい教材だと断言できます。ただ、毎日やる習慣がまだ身についていません。それができるようになったら900点という壁は突破できると信じています。
 英語を勉強する道を仮に「英語道」と呼ぶのなら、それは人生同様、山あり谷ありの道なのかも知れません。前に進むか、立ち止まるか、あるいは引き返すか。それは人それぞれでしょう。しかし、私は大学院進学の目標があるので、その手段として英語を勉強する道は前にしか広がっていないのです。
 今日はこれからiPhoneをポケットに入れてPBS News Hourを聴きながらカレーを作ります。作っている時は音だけを頼りにニュースの内容を追います。そして出来上がったカレーを食べながら、今度はPCで映像を見ながら、同じニュースを聞きます。2回目になるとかなり分かるのです。「さっきの内容はこういうことだったのかぁ」と。
 私の住む地域ではここ数日最高気温が20度を超えるようになりました。桜の開花もすぐそこ。なんかいいことありそうな予感がします。
〜本日の元気の出る英語〜
 Our greatest glory consists not in never falling, but in rising every time we fall.
ーー私たちのもっとも素晴らしい栄光は、決してくじけないことではなく、くじけるたびに、起き上がってくることにある。
  Oliver Goldsmith
        オリバー・ゴールドスミス(詩人・作家)