今年も残り少なくなりました。TOEICを頻繁に受ける人のことを「トーイッカー（TOEICER）」というそうですが、私もこの2年余りはほぼ毎月受験しているので立派なトーイッカーなのでしょう。2021年の最後の試験を２日後に控え、私なりの最後のあがきをしております。
１ヶ月ほど前に受講を始めたリクルート社のスタディサプリ「TOEIC©︎ L&R TEST対策コース」ですが、ここ１週間はお休みして、私の一番好きな勉強法をやっております。それはこのブログをご覧頂いてくださる方ならご存じの、ニュース英語を勉強することです。
実は、9月に850点の自己最高点を取った際、どんな準備をしただろうかと手帳を確認したところ、3日前から連日、PBS News Hourの記事をプリントアウトして、時間を計って速読する。そして、その後、番組を見るという作業をやっていました。記事についても、一つの記事が３ページほどのものから８ページほどのものまでを含めて合計４つを速読後、じっくりと辞書を弾きながら内容理解に努めていました。
その成果が表れたのでしょうかリーディングのスコアは420点でした。リスニングは４３０。私はずっとリーディングが伸び悩んでおりまして、自分の努力不足を恥じておりました。
今日も、午前中に更新された記事を１つプリントアウトし、時間を計って速読し、その後じっくりと内容を吟味しました。
「ニュース英語は苦手だ」と仰る方も少なくないでしょう。しかしながら、「型」を覚えれば、案外、「な〜んだ、案外、易しいんだね。」と驚かれる方も少なくないと思われます。
例えば、本日、日本中を驚かせているニュース。すなわち、大阪での商業ビルでの火災で大きな被害出ている事件が、アメリカのThe New York Timesでも大きく速報されています。
ここで使われている見出し"27 Feared Dead in Suspected Arson at Office Building in Japan"を和訳しますと、「日本のオフィスビルで放火と見られる火事により２７人が死亡の恐れ」となります。時事英語の特徴は、主語の後にbe動詞を省く点にありますので、この文章は、"27 people are feared (to be) dead 〜〜"と考えれば、分かりやすいでしょう。
すなわち、２７人の人々がdead（死亡）の状態であると心配されて（恐れられて）いる、ということです。赤字で記した部分が省略されていると考えると納得がいかないでしょうか。
Suspected Arsonは、直訳すると「〜ではないかと疑われる放火」となりますが、そこは日本語らしく「放火と見られる火事」とまとめます。「と見られる」が「〜ではないかと疑われれる」に相当するわけです。
ニュースで学ぶ、生きた英語。「The Japan Times Alpha」 
見出しさえ分かれば、記事の半分は分かったも同然です。あとは、第一段落に5W1H、すなわちwhat(何が）、 when （いつ）where（どこで）、who （誰が）、why（なぜ）、 how（どうやって）が全部凝縮されており、ここさえ丁寧に読めば、後の段落の長文は細かい情報を付け足しただけです。
文法的に気をつけたいのは、頻繁に分子構文が出てくる点です。現在分詞（〜ing形)と過去分詞（〜ed形に代表される形）を正確に訳せるようになると、ニュース英語は飛躍的に読めるようになります。「with 人・モノ＋（現在/過去）分詞or形容詞」の「付帯状況」は特に身につけておきたいところです。
これは英語の構文の訳し方をまとめた本、たとえば、『英語の構文150』（美誠社）などをしっかりやると訳せるようになります。
さて、前回も綴りましたが、ここ最近のTOEICは難化傾向にあるとTOEIC満点を９０回以上取っているYouTuberの森田鉄也先生が仰ってました。そうはいっても、トーイッカーの一人として、スコアアップの実現は一番の受験動機であります。
今年最後のTOEICは、人それぞれでしょうが、残された時間、得意な勉強法で乗り切ってみてはいかがでしょう？お互い最後まで諦めず最善を尽くしましょう！
〜本日の元気の出る英語〜
Innovation is the only way to turn change into opportunity.
ーー改革は変化をチャンスに換える唯一の方法である。
Peter Drucker
ピーター・ドラッカー（経営学者）
スタディサプリEnglish ビジネス英会話 https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3HOO3Z+UYK8I+3AQG+TSBEB
