今週末のTOEICは「英語の筋トレ」で臨みます

 

 さて、今週末29日(日)はTOEICです。先月は、当日に微熱が出たため泣く泣く棄権するハメになりましたが、今回は体調を万全にして臨むつもりです。
 現在、私がやっている勉強は2つ。まずリクルート社のスタディサプリ「TOEIC対策コース」を約1時間から2時間。2つ目はアメリカの公共放送PBSの「The PBS News Hour」を約1時間見ることです。合計で2〜3時間です。
 スタディサプリについては、例えば今日、リスニングのパートをやったら、翌日はリーディングのパートをやる、と言った具合にアクセントをつけてやってきました。
 私は、過去1年半以上毎日、「The PBS News Hour」を見てきたせいでしょうか、リーディングよりもリスニングの方が点数が高いのです。なので、弱点であるリーディングのスコアを上げるために、今週はリーディングを重点的にアプリで学習をしています。
 以前に何回も書きましたが、私はTOEICの本番では、リーディングの100問の内、90問前後まで解答しています。仮に90問全問正解ならば、465点となります(「TOEICテスト新形式精選模試リーディング=ジャパンタイムズ社=」のスコア換算表より)。しかし、380〜400点レベルで伸び悩んでいます。つまり、取りこぼしが多いのです。
 そこでパート5の文法・語法問題とパート6の短文、語法問題を重点的に取り組んでいます。要するに基本に戻ろうと考えたわけです。このことが吉と出るか凶と出るか、今週末のTOEICで判明することでしょう。
 スタディサプリでは、リーディングの問題も制限時間で解答することが求められます。仮に不正解であっても、英文と日本語訳をしっかり照らし合わせて、単語・イディオムもチェックしながら勉強できます。そして、スピード音読を、これまた制限時間内に行い、自分の声を録音します(声を出せる環境の場合。そうでない場合は黙読)。シャドーイング同様、このスピード音読がリスニングに大変役立ちます。これは私の考えですが、頭の中に「英語の筋肉」ができて、「英語脳」「英語耳」になるのではと思っています。
 TOEICを何回も受験している方ならすでにお気づきかと思いますが、リスニングもリーディングも限られた時間内に大量の問題を処理しなければならないため、反射神経が必要とされます。その時に使うのが「英語の筋肉」ではないかと思うのです。
 例えば、ジョギングを趣味として楽しんでいらっしゃる方は、毎日のように30分なり60分と時間を決めて走り込んでいらっしゃると思います。ところが、大した運動もやっていない方の場合、通勤電車に乗り遅れそうだから走って駅まで行こうとした時、足が上がらないことに愕然とするものです。しかもぜいぜいと息が切れる。かくいう私もそうです。
 普段から足腰の筋肉を鍛えている人には簡単なことが、鍛えていない人には大変な負担となる。このことは、英語にも当てはまるのではないか。その意味で「英語の筋肉」を鍛えるには、毎日、少しの時間でもいいから勉強する。毎日「英語の筋トレ」を続ける。よくいわれる言葉ですが、「継続は力なり」は真実だと思うのです。続ければ、やがてそれは血となり肉となる。そして大きな力となる。それが結果的に「英語脳」「英語耳」へとつながると。
 さて、試験まであと5日。「英語の筋トレ」をしっかりやって臨みたいと思います。
〜〜本日の元気の出る英語〜〜
    Determination and motivation equal success.
         -Anonymous-
  決意とやる気が、成功の度合いを左右する。
  -作者不明-

初の黒人&LGBTQの女性がアメリカ大統領報道官に

 さて、以前、私はアメリカ大統領報道官のJen Psaki(ジェン・サキ)氏のファンであると公言しました。赤毛の美しい女性であるとともに、カミソリのように頭の切れる氏のブリーフィング(記者会見)は、見ていて清々(すがすが)しく思えました。
 そのサキ氏が今週の13日(金)をもって退任することが先週発表されました。後任には、大統領報道官のKarine Jean-Pierre(カリーン・ジャンピエール)氏が昇格するとのこと。
 

ジェン・サキ氏(右)と後任のカリーン・ジャンピエール氏ーーThe PBS News Hourより

 日本でもこの件は大きく報道されました。というのも、大統領報道官として初の黒人が選ばれ、かつジャンピエール氏が自ら同性愛者であることを公言しているからです。多様性を重視するバイデン政権を象徴する人事となりました。
 現職のサキ氏は、会見場に詰めかけた記者たちの鋭い質問にバッサバッサと答える「やり手」でした。私が驚いたのは、記者たちの質問にほとんど原稿を見ないでクイック・レスポンス(即答)する点でした。
 これが日本の官房長官の場合、事前に記者たちから質問を提出させて、その回答を官僚たちに書かせて自分はただその作文を読むだけという超まぬけな記者会見なので、緊張感もへったくれもありません。
 後任のジャンピエール氏には、サキ氏を超えるくらいの活躍をして欲しいと思っています。来週からのブリーフィングが楽しみになりました。
 それにしても、多様性を重んじるアメリカ政治の懐の深さには感心いたします。人種的に少数派である黒人を政府の要職につける。それも性的少数者(LGBTQ)を公にしている人物を。
 翻って、日本で性的少数者が政府の要職に就く日は来るのでしょうか。私はまだまだその日は遠いと考えています。なぜなら、日本の政治家の意識の低さと、それを正すべき日本のマスコミの意識の低さの2つが挙げられます。
 日本の政治家、特に保守系政治家で性的少数者の権利を主張する人物を私は知りません。また、日本の週刊誌を中心としたゴシップ・ジャーナリズムは、芸能人や政治家など公人の性的嗜好をセンセーショナルに書き立てます。そこに人権意識は見出されません。
 同性カップル自治体が証明したり、宣誓を受け付けたりする「パートナーシップ制度」を採用する自治体が少しずつですが、増えてきました。こうした流れは、勇気ある性的少数者たちとその支援者たちが声を上げてきたからこそ実現してきました。
 私は、日本における性的少数者が政治の表舞台に出るためには、やはり政権交代を実現するしかないと考えています。現在の自公政権が続いている限り、アメリカのジャンピエール氏のような人物が官房長官に就任することはないでしょう。
 政権交代というと、民主党政権時代の迷走ぶりを思い出し、拒否反応を示す人は少なくないでしょう。しかし、民主主義を標榜する世界の国々の中で、日本ほど政権交代のない国は他にありません。アメリカを始め、G7に含まれる国々で、これほど長期にわたって保守政党が政権を握っている国は日本だけです。確かに野党は頼りないと考える人は少なくないでしょう。しかしながら、民主党政権の失敗から学ぶことはたくさんありました。
 日本における多様性がさらに進化するためには、いま一度、政権交代を実現し、多様な価値観を尊重する政党(それも一党に限らず)に政治を任せることが一番の近道と考えます。
 今回は英語学習を離れ、「アメリカ政治における多様性と日本の場合」について考察してみました。
〜〜本日の元気の出る英語〜〜
 We make progress if, and only if, we are prepared to learn from our mistakes.
    Karl R. Popper
もし失敗から学ぶ準備ができたなら、いや、準備ができた時にのみ、われわれは進歩する。
 カール・ポッパー(哲学者)
 

英語学習でスランプの時の脱出法〜私のやり方

 さて、皆さん、英語を勉強していてスランプに陥(おちい)ることはありませんか?私はしばしばあります。どうにも勉強が捗(はかど)らなかったり、そもそも勉強自体する気が起きない時があります。
 そういう時はどうしたらいいか。私はそういう時、勉強をスッパリとやめて、好きな洋画を見るか、YouTubeで好きな洋楽を聴くようにしています。つまり、気晴らしのつもりでも、何かしら英語と接点を持つよう心がけています。
 特に洋画を見ることは、素晴らしい作品を見終わった後に「ようし、いつの日か字幕なしで聞き取れるように勉強しよう」というモチベーションを高めるのにうってつけです。私は主にラブストーリーと実話を元にした作品を好んで見ています。
 古いところでは、元アメリカ合衆国大統領の故リチャード・ニクソンが辞任するに至ったウォーターゲート事件の報道をめぐる作品大統領の陰謀ーAll The President's Men』(1976)を大学生の時にビデオで見て、命懸けで調査報道に従事するワシントン・ポスト紙の2人の記者の姿に胸を熱くし、「自分もこんな新聞記者になりたい」と思ったものです。
 実際、就職活動では在京の新聞社は全て受験し、朝日新聞では最終面接まで残りました。中日・東京新聞では、筆記試験で主人公である2人の記者の名前(ボブ・ウッドワード、カール・バーンスタイン)を記せ、という問題が出たほど有名な事件を扱った映画です。アカデミー賞4部門を獲得した名作なので、ぜひ、ご覧ください。
 2人を演じる若かりし頃のロバート・レッドフォードダスティン・ホフマンがかっこいいです。一つ注意点がありまして、2人の記者がたくさんの人物の名前を口にするので集中力を要しますが、それでもラストシーンのかっこよさには舌を巻きます。
 


 ラブストーリーで印象的だったのは、『アデライン、100年目の恋』(2015年)ちむどんどん、つまり胸がワクワクドキドキしてあっという間に見終えました。主人公のアデラインが自動車事故と落雷に遭(あ)い、それがきっかけで年を取らない体になってしまうという恋愛ファンタジーです。物語の後半にビッグスターが登場するので「わお!」と驚いた名作で、これも強くお勧めします。

 

 さて、英語学習でスランプに陥ったときの脱出法として、私は①洋画を見る②洋楽を聴く、と記しました。もっぱら洋画を見ることの方が多く、登場する俳優の生声(なまごえ)を聞くことによって脳を刺激しています。「今、なんて言ったんだろう?知りたいなぁ」。そう思ういい作品があるものです。Amazonプライムの映画は英語字幕に設定できないのが残念ではあります。
 そこで、Amazonプライムで見て、感動した作品はお財布に余裕のある時は、Amazonマーケットプレイスかメルカリで中古品のDVDを購入するようにしてます。大体、1000円以下で見つかるものです。DVDで字幕を英語字幕に設定して再度見るようにしてます。とはいえ、英語字幕について気をつけたいのは、必ずしも正確ではないことです。俳優がしゃべっているセリフと字幕が一致しないことがしばしばあります。それでも大まかな表現は理解できるので、英語学習に大いに役立つと考えます。
 ゴールデンウィークも明日までとなりました。素敵な洋画を見て、一息つくのもありだと思います。
〜〜本日の元気の出る英語〜〜
         I find the harder I work, the more luck I have.
          Thomas Jefferson
  努力すれば、幸運はさらに訪れる。
  トーマス・ジェファーソンアメリカ第3代大統領)
     

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英語脳になる方法~英語にちむどんどん

TOEICテスト対策

 先日のTOEICは発熱で棄権しましたが、幸い、その日のうちに熱は下がり何事もありませんでした。恐らく寝冷えでもしたんでしょう。ご心配をおかけいたしました。
 さて、タイトルの「ちむどんどん」とは、4月11日(月)から始まったNHK朝の連続テレビ小説からいただきました。沖縄の言葉で「胸がワクワクする」という意味だそうです。なので、タイトルの意味は「英語に胸がワクワクする」となります。
 なぜ英語に胸がワクワクするのか?それは、英語をシャドーイングしたり、音読して英語を口にすると、聞き取りが非常に楽になることに確信が持てるようになったからです。
 私は現在、リクルート社のスタディサプリ「TOEIC対策コース」を受講しています。毎日やれているかというと、そうでもなく、週に3〜4回ぐらい、一回につき1〜2時間勉強するのが通常のペースです。
 ただ、TOEICの直前1週間は必ず2時間はやるようにしています。このアプリを使用していらっしゃる方はご存知のように、アプリを立ち上げてレッスンを始めると、終わるまでの時間を自動的に測ってくれる便利な機能がついています。そして、その週の合計学習時間まで表示してくれるので、「あなたは今週、これだけ勉強しました。頑張りましたね」とほめられているみたいで、やる気が湧きます。
 逆に勉強時間が少ないと「もう少し頑張ってみようか」と考え、もう1レッスン勉強したくなるので不思議です。
 話を本題に戻しましょう。このスタディサプリでTOEIC形式の問題を解いた後、単語やイディオムのチェック、本文の確認、関正生(せきまさお)先生の動画講義を聞いたら、listeningの問題の場合だとシャドーイングをします。readingの問題であれば、スピード音読をやります。要するに、両方とも声を出して英語を発音するのです。
 この英語を発音することで何が起きるのか?それは、英語を英語で理解することに繋がる気がするのです。といいますのも、私は毎日、日本のNHKに相当するアメリカの公共放送PBSの看板番組「PBS News Hour」を晩酌しながら見ています。一年半前に視聴を開始した頃は、全く理解できませんでした。
 しかし、我慢して毎日見る。それもお酒を楽しみながら、リラックスしている時に見るので、そう苦痛ではありませんでした。「とにかく3ヶ月続けてみよう」という軽い気持ちで始めたのですが、ちょうどその頃、アメリカでは2020年11月の大統領選挙でジョー・バイデンが現職のドナルド・トランプを破り、トランプが「選挙が盗まれた(The election was stolen.)」といって、負けを認めませんでした。
 しかも、2021年1月6日には、バイデンの勝利を正式に認証する議会での手続きを行なっている最中に、全米から集まったトランプ支持者が議会を襲撃するという前代未聞の大事件が発生しました。記者たちによる迫真のレポートは見ていてドキドキしました。文字通りちむどんどんです。

www.youtube.com そういうわけで、とりあえず3ヶ月のつもりで見始めたPBS News Hourでは、毎日、この議会襲撃の事件を重点的に取り上げるようになったこと、さらに、新型コロナウイルス関連のニュースも毎日報道されたこともあり、この2つのトピックについては、同じ単語や表現が頻繁に使用されていることに気づきました。なので、次第にこの2つの話題に限っては、3ヶ月を過ぎたあたりでかなり理解できるようになりました。
 そこで、なぜスタデアプリかというと、このアプリで問題を解いた後、シャドーイングまたはスピード音読をした日は、必ずPBS News Hourのニュースがよく聞き取れるのです。もちろん、全部のニュースを聞き取ることは今の私にはまだまだ無理です。しかし、不思議なほど、アンカー(anchor=日本のキャスターに相当)のJuddy Woodruff(ジュディ・ウドゥルフ)さんやcorrespondentといわれる記者たちの英語がスラスラと頭に入ってくる。なので、何がテーマかが分かるわけです。 
 ただ、取り上げられたトピックについて細かいことまでは理解がついていかないのが、現在の私の英語力の実情です。
 それでも、約60分の放送中、3分の1ぐらいは何が話題になり、何が問題であるか、それについてどういう対策がとられたかを人に説明できるくらいにはなってきました。
 私の感覚では、アプリで英語をシャドーイングまたはスピード音読すると、頭の中が英語脳になる。耳も英語耳になる。そう確信できるようになりました。実際、英語を全然口に出さなかった日は、ニュースの聞き取りがガクンと悪くなるのです。
 私は小中学生の頃、野球少年でした。その頃、監督やコーチにいわれたのは、「1日トレーニングを休むと、取り戻すのに3日かかる」というものでした。つまり、監督たちは、「1日休むと筋肉が緩み、野球の勘が衰えるということ」をいいたかったのでしょう。
 英語をシャドーイングしたり、音読して声に出す作業が、なぜ英語脳を作り、英語耳を作るのかの科学的な理由は、私には分かりません。ただ、声に出すことの重要性については、英語の大家と言われる人たちが共通して指摘していることです。
 アポロ11号の月面着陸(1969年)のテレビ中継における同時通訳を行った一人で「同時通訳の神様」と評された故國弘正男(くにひろまさお)氏は、その著書『國弘流英語の話しかた』の中で、「只管朗読(ひたすらろうどく)」の大切さを記しています。つまり、ひたすら英語を音読すること。戦前の日本に生まれ育った國弘氏が到達した極意、つまり英語ができる秘訣は、実はとても素朴で簡単なことだったのです。
 さて、今日もこれからPBS News HourをYouTubeで見ます。どんなニュースが報道されるのか、今からちむどんどんしています。
〜〜本日の元気の出る英語〜〜
  We aim above the mark to hit the mark.
                                                           Ralph Waldo Emerson
     成功したいなら、普通以上のことをやれ
         ラルフ・ウォルド・エマーソン
         (思想家・詩人・哲学者・作家)

発熱のため今日のTOEICは棄権しました

 さて、本日はTOEICの日でした。この1週間、スタディサプリを1日2時間とPBS News Hourを1時間の計3時間勉強をしてきました。しかし、昨日の夕方あたりから熱っぽくなり、今朝起きたら体温が37.8度。「これはまずい。会場に行っても検温されるので、悔しいけど今日の試験は諦めよう」と決断しました。
 おまけに私の住む九州地区は各地で停電が起きてしまう始末でした。
 本日、このブログにアクセスいただいた皆さんには大変申し訳ありませんが、本日の受験レポートをお送りすることができません。どうぞご容赦ください。
 来月は29日です。今日の悔しさを晴らせるくらい勉強して高スコアを出せるよう努力する所存です。

NHKラジオ講座のススメ〜「カムカムエブリバディ」を終えて

TOEICテスト対策

 さて、ここで度々お話ししてきたNHK朝の連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」が本日最終回を迎えました。約半年にわたり、親子3代の物語が完結いたしました。ドラマのテーマは親子の愛と絆。そのテーマを彩りのあるものにしたのが、英語でした。3人のヒロインが三人三様の在り方でNHKラジオ講座で英語を学び、人生の節目節目で生かしていく。
 例えば、3人目のヒロイン、ひなたは一度は挫折して英語から遠ざかっていたものの、就職先の映画村で外国人観光客の案内係として一役買うためにラジオ講座を聴き始め、必死で英語を習得しました。そしてその英語を使って行方不明となっていた祖母、安子と運命的な出会いを果たし、安子とは子どもの頃に生き別れたと聞かされていた母るいと約半世紀ぶりに再会させました。昨日(4月7日)のそのシーンは涙なくしては見れない感動的なものでした。
 ここで留意したいのは、もしひなたが英語を話せなかったら、日系アメリカ人のアニー・ヒラカワとして名乗っていた安子との接点を持てなかったかも知れなかったことです。ハリウッド映画のキャスティングディレクターとして映画村に現れた安子の通訳をしたことで親しくなったひなたは、英語ができたからこそ実の祖母と出会えた。
 親子3代の運命をも左右した英語という言語の存在が、このドラマを劇的にしたといっても過言ではないでしょう。

新日常英会話セットプラン

 さて、今回は英語で人生を劇的にするための一つの手段として、ドラマでも扱われたNHKラジオ講座をお勧めする次第です。私は、このブログの最初の頃にしばしば取り上げましたが、英語との出会いは中学一年生の4月から聴き始めたラジ講座「基礎英語」でした。現在では名称も少し変わり、レベル別の講座が複数用意されていますが、内容はとてもよく考え抜かれたいい番組揃いです。もし、これから英語を始めようとお考えの50代の方がいらっしゃったら、まず中学英語から始めてみてはいかがでしょう?「今さら中学英語なんて恥ずかしいよ」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。

www2.nhk.or.jp


 しかし、だからこそ中学英語をお勧めしたいのです。例えば、以下の3つの英文の違いを説明できますでしょうか。
 ①He went to America.

    ②He has gone to America.
    ③He has been to America twice.
 いずれも中学で習う「過去形」と「現在完了形」という文法で作られた文です。
 日本語に訳すと
 ①「彼はアメリカに行った(今はどうしているかわからない)
 ②「彼はアメリカに行ってしまった(その結果、今もアメリカにいる)
 ③「彼はアメリカに2回行ったことがある」。
 以上のようになります。
 ①の過去形はある一時点での過去を意味するので、その後、「彼」がどうなったかまでは説明しないのです。
 ②は現在完了形の「完了・結果用法」となります。
 ③
は、現在完了形の「経験用法」になります。
 この区別ができない人は少なくないと思います。私は大学生の頃、学習塾の講師や家庭教師のアルバイトをしていましたが、大方の中学生が現在完了形でつまずいていました。高校生になって英語が苦手の生徒さんたちもやはり、この現在完了形の意味をよく理解しないまま高校生になり、未来完了形や過去完了形という新しい文法事項が出てきてお手上げとなっている例をたくさん見ました。
 現在完了形の日本語訳を「行ってしまっ」とか「行っことがある」とするためから来る誤解からでしょうか、これを過去形と錯覚している。しかし、現在完了形とは、あくまで過去と現在の関係を表す表現なのです。つまり、過去の一時点から現在までの連続した時間の流れを表したいときに使う表現です。なので、現在完了形とは現在形の一種といってもいいでしょう。
 この基本的な文法事項をしっかりと理解せずに大人になってしまい、いざ仕事で英語が必要になった方々がどこから始めたらいいのだろうかと途方に暮れるのだと推測されます。
 まずは中学英語。中学英語は、基礎の基礎だと考えます。高校英語で学ぶ文法事項や単語に比べたら、はるかに学ぶ量は少ないです。そこで「読み・書く・聞く・話す」の四技能の基礎を学ぶうえで大いに役に立つのが、NHKラジオ講座です。
 講座の開講は今月からです。まだまだ間に合います。すぐにでも書店に向かってテキストの購入をお勧めします。
 ちなみに本日最終回だった「カムカムエブリバディ」では、3人目のヒロイン・ひなたがラジオ講座の講師となり、ネイティブのゲスト講師が実は初恋の人だったことが判明するところで落ち着きました。めでたしめでたし、でした。
〜〜本日の元気の出る英語〜〜
 Failure is a detour, not a dead-end street.
    失敗は遠回りだ。
 行き止まりなどではない。
    Zig Zigler
                ジグ・ジグラー(著述家)
 

TOEIC3ヵ月以内に200点以上UP!スタディサプリENGLISH

大撃沈!3月20日のTOEIC結果発表さる!

新日常英会話セットプラン

 さて、本日、3月20日(日)に開催されたTOEICの結果がWebサイトで発表されました。なんと760点と大撃沈しました。リスニングもリーディングも難しく感じられた今回のテスト、予想通りの結果となりました。
 詳しく記しますと、リスニングが370点、リーディング390点と双方とも400点を下回りました。2月の試験が845点だったので、85点も落としました。1月に記録した最高点855からすると、95点も悪いスコアとなりました。

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2022年3月20日(日)午前に受けたTOEICのスコア

 リスニングは、昨年9月の試験以来、400点を割ることはありませんでした。しかし、今回はかなり難しく感じました。パート1の写真問題からつまずきました。パート2は普段より聞き取れた感がありましたが、パート3、4がかなり難しく感じました。特に、設問の先読みができないケースが多々あり、大いに点数を下げただろうと予測できました。
 リーディングは、意外な結果でした。以前から私はリーディングが400点を超えることが少なく、例えば、855点を取った今年の1月の試験では、パート7のトリプルパッセージで3つある大問の2つまで本文を読み切って、5つある設問のうち3つ、すなわち93問目まで解答しました。しかし、スコアは395点。
 一方、今回の場合は、ダブルパッセージで2つある大問の2つ目の半分しか本文を読めず、設問も5つあるうち3つ、すなわち83問目までしか解答できませんでした。1月より10問も解答できなかったのですが、スコアは390点。
 一問5点であることから考えると、50点は違ってて良さそうなものの、ほぼ同スコアなのです。私は以前にも書きましたが、リーディングは早く読んでたくさん解答するのも大事だが、結果が伴っていないということは、取りこぼしが多くあることを意味する。であるならば、多少解答数が少なくても、確実に得点することが大事ではないかと思い至りました。
 それで、それまでリーディングのパート5を10分、パート6を12分を目標に解答していましたが、それぞれ12分、15
分と時間を少し多めに取って解答しました。公式問題集などで試行錯誤した結果、早く解こうとすると、やはり取りこぼしが出ていたからです。パート7のシングルパッセージ10文章については、設問が2個の文章の場合は、2分以内に読解と解答を目標にしました。
 試験は水ものといいますが、その通りだと思います。ただ、ここ3年近くはほぼ毎月受験しているにもかかわらず、なかなか安定した得点ができていません。2ヶ月で95点も点数が下がるというのは、本物の実力がついていないことの証だと思われます。
 さて、今月のTOEICは24日(日)です。あと2週間余りあります。リクルート社のスタディサプリ「TOEIC対策コース」と公式問題集の2本建てで準備をしっかり進めていく所存です。
 900点突破まではなお茨(いばら)の道が続きますが、1日に勉強できる時間をしっかり確保し、目標を必ず達成してみせます。
〜〜本日の元気の出る英語〜〜
        Don't find fault,
        find a remedy.
  あら探しをするな、
  救済策を探せ。
  Henry Ford
  ヘンリー・フォード(自動車王)

TOEICテスト対策