たまにはニュース英語だけでなく、映画やドラマ、音楽で英語を勉強しよう

 前回は、コロナ禍の真っ只中で自粛生活という窮屈な日常を送る上で、私なりの英語学習のモチベーションの保ち方を綴りました。それは面白くなってきたアメリカ政治のニュースを追いかけるというものでした。
 今回もアメリカ政治を追いながらどうやって英語学習に奮闘したかを述べるつもりでしたが、ちょっと趣向を変えて、映画やドラマ、音楽などのエンターテイメントで英語を勉強する際の私なりの工夫を記させていただきます。
 例えば、音楽で英語を勉強する際、YouTubeで見つけた好きな音楽のプロモーション・ビデオ(PV)を何回も見ます。私個人として好きな歌手は、Madona、Maroon5Coldplay、Clean Banditなどです。これらアーティストのアルバムをレンタルして、iPhoneにデータを入れるか、ネットで
アルバムを購入してダウンロードするかどちらかの手段でiPhoneに保存しておきながら、料理をしている時などに何度も同じ曲を聞いてサビの部分を不正確ながらも口ずさめるようになったら、ネットで歌詞(lyrics=よくリリックという人がいますが、この単語は必ず複数形で使いますのでネイティブと話すときはご注意を)を確認します。
 すると、「あ!こんな表現を使っていたんだ。この表現はこんな風に発音するんだな」などと発見することが頻繁にあります。
 歌詞を見ながら音楽を聴き、シャドーイングするといい発音練習になって、実際にネイティブと話をするときにとても役立ちます。その際、聞こえる通り発音することがコツだと思います。言葉というものは音が最初であって、文字はそれを便宜的に記録するためのただの「記号」に過ぎないからです。
 また、
何回聴いても発音できない単語やフレーズが必ず一つや二つあるものです。その時は、あまり気にせず、翌日また聴いてみましょう。すると昨日発音できなかった部分が今日は発音できるぞ!と驚くことをしばしば経験するものです。舌が周り、いかにもネイティブみたいな発音ができるようになります。いわゆる「体で覚えてしまった状態」だと私は考えています。
 この「体で覚えてしまった状態」については、スポーツ系の部活動や趣味を経験してきた人ほど、ご理解いただけるのではないでしょうか。例えば、野球をやっていた人、特にピッチャー経験者は何回も何回もキャッチャーを相手に投げ込みをします。昨日まで外角低めにストレートをうまく投げられなかったのが、今日はビシリと決まる。あるいは、カーブがストライクゾーンに入るようになったという経験をするものです。テニス経験者であれば、昨日まで決められなかったライン際のサーブが今日はバッチリと打ち込める。
 私の例を挙げさせていただくと、私はボディボードという波乗りが好きでやっています。波乗りで一番の基本となるのは、ショートボードなども含めて、「ボトムターン」という技術です。波の一番上(トップ)から一気に下(ボトム)に滑り降りて右または左にターンをする。ただ、それだけのことですが、これが一番奥深くて、プロのボディボーダーやサーファーたちでさえも、「ボトムターンさえうまくいけば、自分好みのマニューバ(サーフボードが進む時にできる軌跡=きせき)を描くことができる」といいます。このボトムターンをマスターするのに、何回も何十回も波に揉まれながら練習をしました。最初の3日ぐらいは失敗ばかりなのに、4日目にして突然できるようになった時、インストラクターの方から「ついに体で覚えられましたね」と褒められました。「理屈」ではなくて「体で覚える」のは洋楽をネイティブ並みの発音とリズムで覚えるのにも当てはまると思うのです。
 こうやって例えば、1週間に1曲ずつマスターすれば、1年で52曲のレパートリーが増えることになり、友人たちとカラオケに行った時、洋楽をスラスラと歌うと周りが仰天するものです。私も、仲のいい友人が帰省してきた時によくカラオケに一緒行くのですが、Taylor SwiftのShake it Offを間違えずに歌い切った時、「どやっ!」とドヤ顔で友人に胸を張ったものでした。歌える洋楽が増えると、自信が付きます。
 その際、お勧めしたいのは最新のヒットチャートのベスト10に入っているような曲を選ぶのが洋楽を覚えるうえで大きなモチベーションになるでしょう。やはり、流行りの曲を英語で歌えるという優越感は何事にも変え難いからです。
 ただ、コロナ禍の中、各地で緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置が発出されている現在は、カラオケ店も営業停止に追い込まれているので、大変残念でなりません。こういう時こそ、来るべき日のために自宅でYouTubeを見ながらでも洋楽の練習に励んでみるのも、ストレス発散になっていいかもしれません。声を出すだけで、本当に気分がいいものです。
 さて、今回は洋楽を聞いて英語を勉強してみましょう、と提案させていただきました。TOEICの点数に直接反映しなかったとしても、英語がもっと好きになる方法の一つが音楽などのエンターテイメントだと思うからです。
 次回は、映画とドラマで英語をどう勉強するかについて触れたいと思います。
To be continued.


 

コロナ禍の真っ只中で英語を学ぶモチベーションの保ち方

 さて、前回までは英語ニュースを聞く上で試している私の英語勉強法を綴ってきました。今回は2020年9月に再開されたTOEICについて記したいと思います。
 昨年は新型コロナウイルスの流行がはじまってからというもの、1月の試験を最後に3〜7月のTOEICは中止になりました。緊急事態宣言の発出もあったせいでしょうか、コロナ流行の第一波が少し落ち着いたこともあって、TOEICを主催するIiBC(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)は、9月に試験の再開する旨を発表しました。申し込み日の7月8日(水)は、申し込み開始時間の10:00にIiBCのサイトにアクセスしましたが、全国の受験者が一斉にアクセスしたせいでしょう、なかなかログインできませんでした。
 しかしながら、1時間半ほど粘ってアクセスを続け、なんとか申し込みができました。
 さて、9月13日(日)に行われたTOEIC。最初に成績を述べますと、750点!1月に830点をスコアしたのに、80点も下がってしまいました。これには参りました。
 なぜこんなにも下がってしまったのか。自分なりに考えたのですが、理由が分かりませんでした。試験が中止になっていた期間は、BBCのニュースアプリで記事を読み、午後からBBC Soundsアプリで「Newsday」や「5 Live Breakfast」を1時間みっちりと聞いていたにもかかわらず、この有様。
 10月の試験からはみなさんご存知のように抽選制となり、残念ながら抽選に漏れ受験できませんでした。幸い11月の試験は当選したので受験できたのですが、これがまさかの745点と更に下がってしまいました。
 なぜだろう?原因があるはずです。しかし、その原因・理由をよく考えないまま、私は自分の関心のあるやり方で英語を勉強し続けました。すなわち、ニュース英語を読み、アプリでニュースを聞くやり方です。
 一方で、2019年4月から始めていたNHKラジオ「実践ビジネス英語」もその一つでした。この講座は水・木・金の週3回(1日あたり3回)放送されていました。私は以前にもこのブログで記した通り、前日に約1時間から1時間半かけて予習をして朝9:15の放送に臨みました。やり方は、番組のCDをメルカリで安く購入し、パソコンにデータを取り込み、更にiPhoneに同期させて音声データを入れる(CDはこれまたすぐにメルカリで売りました)。そして翌日の番組で扱われるヴィニェット(ネイティブによる寸劇)をテキストを見ないで4、5回聴く。それからテキストを読んで内容を理解した上で、更にヴィニェットに合わせながら、ネイティブの発音を真似するオーバラッピングをして、イントネーションやアクセントを置く位置の確認しました。音声を止めた後も、納得の行くまで音読しました。
 2020年の年末からは、それまでBBC Newsアプリを使ってUKの記事を読んだ後に、BBC Soundsアプリの第5チャンネル「5 Live Breakfast」を1時間聞くスタイルを思い切って変えました。
 といいますのも、2020年のアメリカ大統領選挙が11月に行われ、民主党ジョー・バイデン(Joe Biden)が当選したことを受け、現職のトランプ大統領が「The election was stolen!(選挙が盗まれた!)」と主張し敗北を認めようとしなかったことで、一気にアメリカ政治が面白くなったからです。
 ここで私は、アメリカのテレビ局の番組をPCで見られないだろうかと考え、アメリカ3大ネットワークのABC、CBSNBCのホームページをチェックしました。すると、各局ともニュースをLive配信をしているではありませんか!4、5年前にもチェックしたことがあったのですが、その頃は私の記憶が正しければ、3局ともLive配信はすれども、海外の居住者には見ることができなかったはずなのです。それができる!
 これは面白い時代になったと思い、3局のうち特にABCのLive配信を見るのに夢中になりました。とはいえ、とにかくアンカー(anchor=日本ではキャスターといいますね)やレポーターの話すアメリカ英語が速すぎるのです。何をいっているのかさっぱり分からない。NHKラジオ「実践ビジネス英語」を聴いてアメリカ英語を勉強しているはずなのに全く理解できないのです。
 「これはいかん!」と思った私は、アメリカのニュースを事前に活字で情報として仕入れておいて、予習をしよう。BBC Soundsでラジオを聴いていた時のように、アメリカ事情を勉強しようと考えたのです。そこで購読(subscription=サブスクリプション)を始めたのが、アメリカのメディアを代表する高級紙The New York Timesの電子版です。購読料は初年度はサービス価格として、4週間で2ドル。つまり、日本円で250円弱と格安でした。
 NYTの記事を読む上でしたことは、興味のある記事をコピーして、ワードにペースト(貼付け)たことです。一つの記事をそのままプリントアウトしようとすると、広告画像まで入れてA4用紙で10ページをゆうに超えます。広告を印刷しないために、ちょっと手間がかかりますが、テキストだけコピーしてワードにペーストすると8ページ前後で収まります。この8ページ前後の記事を丁寧に辞書を引きながら読んでいくのです。
 この作業をしているときに気づいたのが、TOEICで700点前後をうろついていた頃よりも、はるかに楽に読めるようになっていたことです。その理由を考えると、まず、BBC News アプリで記事を読む習慣がついていたこと、次に「実践ビジネス英語」で出てくる表現がNYTの記事に頻繁に出てくることに気付いたのです。
 そして最後に、自分が興味のあるやり方、例えば私の場合、ニュース英語に興味があるので、徹底してニュース英語を勉強してきたことが次第に実力としてついてきたと思われるのです。2020年はTOEICこそ成績は伸びなかったものの、厳しい自粛生活を強いられた一年を、ニュース英語を追いかけることで英語学習のモチベーションを保つことができました。
 さて、長くなりました。次回は面白くなってきたアメリカ政治をどうやって追いかけていったかを更に詳述したいと思います。
To be continued.
 

 

 

 

英語ニュースを理解するために必要なこと

 さて、前回はイギリス英語のリスニングを進めるにつれて、私のイギリス熱が加速したことで、BBC Soundsアプリの第5チャンネル「5Live Breakfast」を聴き始めたことを取り上げました。
 この番組はイギリス国内向けのラジオなので、イギリスのことを知らないと全く分らないと述べました。そこで予めBBCのホームページからUKに関するニュース2、3つ、とりわけその日のテーマとなるであろうトピックを約2時間ほどかけて読み込んで、放送に備えました。最初のうちは日本時間14時(イギリスでは夏時間の朝6時)から17時まで丸々3時間聞いていました。
 しかし、以前にも書きましたが、人間の集中力はそう長くは続きません。そこで、World Serviceチャンネルの「Newsday」の時のように、最初の1時間だけに集中して聴こうと決めました。最初の1時間だけでも、30分もすると疲れてきます。とはいえ、約2時間かけて予習しただけあって、何がその日のテーマであり、プレゼンターのNicky CambellさんとRachel Burdenさんがリスナーとどんなやり取りをしているかを少しずつですが、理解できるようになってきました。
 特に、私は同じ男性であるNickyさんの口ぶり、話し方、アクセント、イントネーションに注意して、影のようについて話すシャドーウィングに努めました。そして、お2人のTwitterをフォローするようにして、お2人のツイートも毎日確認することを習慣としました。
  また、会話の中によく出てくる単語を書き取って(急いでカタカナでメモしておきます)、1時間のリスニングの後に、そのつづりと意味を調べることに努めました。頻繁に出てきた単語には、例えば、NHS(National Health Swervice=国民保険サービス)がありました。イギリスの国営医療サービス事業のことを指し、利用者の健康リスクや経済的支払い能力に関わらず、臨床的必要性に応じて利用可能であり、自己負担額は無料か極めて少額である制度です(Wikipedia参照)。これは日本の国民皆保険制度(こくみんかいほけんせいど)に相当するものです。
 2020年3月26日(木)には、夜8時にイギリス全土の人たちが、このNHSで働く人々など医療・介護従事者に対する感謝を送る「Clap for carers(医療・介護従事者に拍手を)」というキャンペーンが行われ、翌日の「5 Live Breakfast」でも、拍手とともに歓声や指笛を鳴らす人たちの様子が伝えられました。下記URLはそのことを報じたBBC日本語版の記事です。

https://www.bbc.com/japanese/52058906

 

 この頃、同時によく耳にしたのが、key workerという単語です。これは、医療・介護従事者や必要物資を販売する店舗の従業員、また物流に関わる人々など生活していく上で必要なサービスを提供する仕事に携わる人たちを指した言葉です。これはイギリス英語で使われますが、アメリカではessential worker(エッセンシャル・ワーカー)と表現します。ちなみに日本ではアメリカ英語版を使いますね。
 また、イギリスの高校生たちが大学入学に必要とされるAレベル(A-Level=一般教育修了上級レベル)の認定試験が、各地でロックダウン下にある現状で実施されるのか否かが問題となった時、私は大学生時代に読んで感銘を受けた故森嶋道夫(もりしまみちお)先生(当時ロンドン大学教授)の『イギリスと日本』(岩波新書)をAmazonで取り寄せ、イギリスの教育制度を詳説している本書を30数年ぶりに目を通しました。この本は本来2部作なのですが、絶版となっているため、Amazonでは第一巻のみ手に入ります(ただ、定価の倍以上しますが)。メルカリでは何点か出品されています(8月19日現在)。この本を読み返して思い知らされたのは、イギリスのニュースを聞き取るには、ニュース記事という表面的かつ一時的な内容だけでは理解ができないな、と痛感したことです。
 ニュースを理解するには、その国の国情を解説した書籍を最低でも一冊は読んでおくべきだということを学びました。その意味で私が最近注目しているイギリス関連の著者はブレイディみかこさんです。イギリスで保育士として働きながらも、イギリスが抱える国内の諸矛盾、社会的課題を鋭い視点で抉(えぐ)り出しています。私は、購読している新聞に定期的に寄せられるコラムでこの方を知り、ファンとなりました。
 さて、最後にここで私が提案したいことがあります。それは、イギリス英語にしろ、アメリカ英語にしろ、英語力を高めるためには、何かしらの番組とその中で出演するプレゼンターやジャーナリストの「ファン」になることが、勉強の動機付けとなり、継続の秘訣ではないかということです。
 好きな人の活躍を追い続けるのは、韓流スターを追いかけるファンの心理と相通ずると思うのです。ですから、このインターネット時代という素晴らしい時代を生きる上で享受できるメリット。すなわち、瞬時に世界中の有名人の情報を得られ、その人とTwitterFacebookInstagramなどのソーシャルメディア(social media)でつながるメリットをフルに活用してみてはいかがでしょう(英語ではSNSとはいわず、ソーシャルメディアといいます)。是非、お勧めいたします。
 長くなりました。次回からは、2020年9月に再開されたTOEICとの格闘記を再び綴りたいと思います。

To be continued.

 

 

 

 


 

さらに踏み込んだBBC活用術ーー新しい番組に挑戦してみた!

 さて、前回はBBCでリスニングを特訓する際の私流のやり方と、ニュース英語はリスニングの格好の教材という話を綴りました。
 今回は、さらに踏み込んだBBCの活用術についてご紹介したいと思います。
 私は、BBC Soundsアプリの19もあるチャンネルの一つで、国際ニュースを終日放送しているWorld Serviceを聞いていると述べてきました。日本時間13時(イギリスでは夏時間の早朝5時、秋冬時間は日本で14時、イギリスでは6時)に始まる「Newsday」を中心に国際ニュースを題材にリスニングの練習をしてきました。
 最初の1ヶ月ほどは3時間の放送を丸々聞いていたものの、集中力が続かないので1時間に限ってシャドーイングをしながら聞くようにしました。半年もすると大分聞き取れるようになっている自分に気づきました。
 また、その頃になると、イギリス英語の歯切れのいい発音に魅せられて、「イギリスってどんな国なんだろうな?一度行ってみたいものだ。」と考え始めるようになりました。
 さらに、大学生時代に仲良くしていた一年後輩のH君がイギリス人の女性Aさんと交際していたこともあって、学生時代はH君とAさん、そしてAさんの友人のイギリス人やアイルランド人の方々と親しくさせていただきました。イギリスやアイルランドでは、アフターファイブはパブでギネスビールを飲んで疲れを癒す習慣があるので、彼らは「ジャパニーズ・パブも最高だ」と日本の居酒屋を絶賛していたのが思い出されます。
 とりわけW大学生なら必ず一度は訪れる高田馬場の栄通りにある「青龍(せいりゅう)
」では、彼らとよく飲み食いしたものでした。英会話の練習にとても役に立ちました。
 その頃の楽しい思い出も相まって、私のイギリス英語熱は次第に加熱していきました。そこで思いついたのが、「イギリス本国のニュースを聞いてみよう」ということでした。
 早速、BBC Soudndsアプリの第5チャンネル「Radio 5」を聴き始めました。その中でも、日本時間14時(イギリスの夏時間で6時)に始まる「5 Live Breakfast」を聴き始めました。
 この番組には面食らいました。全く聞き取れないのです!World Serviceの「Newsday」では、あらかじめニュース記事をいくつか読んで予備知識を頭に詰め込んで聞いていたので、比較的楽に放送について行けるようになってました。
 しかし、この「5 Live Breakfast」は、100%イギリス国内のニュースばかり。プレゼンターのNicky Cambell(ニッキー・キャンベル)さんとRachel Burden(レイチェル・バードゥン)さんの掛け合いがまったく分らないのです。
 これはいかん!大いに慌てた私は、放送が始まるまでの約2時間ほど前からPC版のBBCのホームページを訪れ、「News」→「UK」と進み、UK(the United Kingdom of Geat Britain and Northern Ireland=グレートブリテン及び北アイルランド連合王国、通称イギリス)の記事に目を通すようになりました。これについては、スマホ用のアプリBBC NEWSの「🔍Search」をタップすると、同様にUKの記事に絞って記事を読むことができますので、ご興味のある方は試してみて下さい。
 UK国内の記事を読んで準備をしたものの、最初の1ヶ月はやはりさっぱりついて行けませんでした。プレゼンターの英語があまりにも速い。そして、番組の構成の仕方にも理由がありました。
 それは、一つのテーマに絞って番組を展開するという方式を取っており、さらにその一つのテーマに沿って、専門家や一般のリスナーからの電話による参加型の番組作りをしていたからです。この一般のリスナーの英語が難しいのです。イギリス国内各地に住む老若男女の熱心なリスナーが早朝から議論をするのです。議論とはいっても、口角泡を飛ばす(こうかくあわをとばす)といった激しい議論ではなく、イギリス版井戸端会議みたいな話し合いです。全国各地のリスナーが登場するので、中には住んでる地方の訛り(アクセント)の強い人もいるわけです。
 井戸端会議ならおばちゃんたちの噂話だろう、とお思われる方も少なくないでしょう。しかし、そこが難しいのです。テーマについてニッキーさんとレイチェルさんがリスナーと会話をしていると、ほんの今まで深刻な雰囲気だったのが、突然みんなで笑い出す。「!?!?なんで笑ってんの?」というふうに、私は謎に包まれるわけです。これには参りました。
 さて、今回はBBCの新たな活用法について新しい番組の紹介も兼ねて記しました。次回は、今回の「5 live Breakfast」をいかにして攻略したかについて綴りたいと思います。
To be continued.

BBCのニュースは格好のリスニング教材!

 さて、前回はイギリスの公共放送BBCのラジオアプリBBC Soudnsを使って、何を聞きどうやってイギリス英語を聞き取る練習をしたかについて綴りました。
 13時(イギリス夏時間)から始まるWorld Newsチャンネルの「Newsday」を毎日、最初から最後まで丸々3時間聞いていました。前回も述べましたが、放送を聞く前に午前中にBBC Newsアプリで1つか2つの記事をしっかり読み込んで背景知識を頭に叩き込んで聞いてました。
 昨年は新型コロナウィルス(COVID19=コビッドゥ・ナインティーンと発音します)が年初から世界的大流行(pandemic)となったものですから、放送ではこの話題が中心になりました。そのため、例えば、infection(感染)という単語やquarantine(隔離)、ventilator(人工呼吸器)、PPE(personal protecitve equipment=個人用防護具。医療従事者が感染予防のために身につけるもの。マスク、ゴーグル、ガウンなど)、invisible adversary(目に見えない敵)といった単語が番組の中で飛び交い、とても勉強になりました。
 プレゼンターのクレア・マクドナルさんとローレンス・ポラーさん、またはアラン・カスージャ(Alan Kasujja)さんなどが日々、オックスフォード大学やケンブリッジ大学等の感染症の専門家に質問を投げ、専門的な解説・解答を引き出していました。さすがに、医学用語の知識がない私にとって、これは大変厳しいリスニングとなりました。
 前回も書きましたが、人間の集中力はそう長くは続きません。そこで、最初の1ヶ月ぐらいは3時間の放送を全部聞いていましたが、途中からだらけてしまう。なので、最初の1時間だけ聞こうと決め、その1時間だけはイギリス英語とバトルする覚悟で聞き取りに集中しました。
 午前中に読んでおいた記事のおかげもあって、最初の30分前後はBBC News アプリのトップニュースが扱われ、聞き取りは比較的楽でした。その際、プレゼンターの方々が話す英語を、影のようについて発音する「シャドウイング」に努めました。そうすることで、イギリス英語のアクセント並びにイントネーション(抑揚=よくよう。音の上がり下がり)の特徴を体で覚えるようにしたのです。
 前にも書きましたが、アメリカ英語は大波小波が押し寄せるような話し方をするのに、イギリス英語はタッタかタッタかと真っ直ぐな横線を描くように早口で話されます。かと思うと、キーワードについては、非常に大袈裟にアクセントを置いて発音する。このイギリス英語の”癖”をとにかく身に付けようとしたわけです。
 ここで少し話がそれますが、イギリス英語に限らず、アメリカ英語でも構わないのですが、私はリスニング力を磨くには、ニュース英語を聞くのが一番手っ取り早いと思っています。
 といいますのも、具体例をあげると、2020年年初から現在に至るまでの最大の話題は、新型コロナウイルスの世界的大流行でした。日本国内でもニュース番組ではコロナに関する話題が中心です。イギリスでも、アメリカでもトップニュースはコロナのことばかりでした。
 そうなるとどういうことが起きるかというと、毎日、私のようにBBCのニュース記事を読んでニュースを聞いていると、同じ単語や同じ表現が頻繁に使われる場面に遭遇し、自然とその話題について理解が深まっていくのです。そして、どこどこ大学の誰々教授が、頻繁に記事やラジオに登場しているのを目撃すると、「この先生、また同じこといってるなぁ。最初の頃は全くわからなかったけど、今日は半分ぐらい聞き取れたなぁ」と嬉しい体験をし始めるのです。
 ニュースは毎日、毎時間、膨大な量の新しい情報がメディアに登場しては消えていきます。そうしたニュースの中でも、一つのテーマに絞って追いかけていくと、自然と語彙力や、理解できる表現力が増えていき、結果的にリスニング力の強化と英語力の向上に繋がると思われるのです。
 最近は新聞を購読せずにYahoo!ニュースやスマートニュースの無料記事で済ませている方々が増えていると聞きます。それはそれでいいのでしょうが、無料のニュースは内容が薄いのも確かです。
 私個人は、日本の新聞2紙とニュー・ヨーク・タイムズの計3紙を購読しています。BBCの記事やラジオで分らなかった話題は、翌日の日本の新聞の国際欄で記事の内容を確認するようにしています。
 英語力向上のためには、私は新聞の購読は必須だと考えます。例えば、朝日新聞のデジタル版の廉価版では1980円で読み放題です。これくらいの自己投資は最低限したいものです。
 話が大分それました。次回は、さらに一歩踏み込んだBBC活用術について記したいと思います。
To be continued.

BBCでイギリス英語のリスニングを特訓する!

 さて、前回は苦手なイギリス英語を聞き取れるようになるために、イギリスの公共放送BBCのラジオをスマホアプリを使って勉強を開始したことを綴りました。
 ここで注意していただきたいのは、イギリスと日本の時差の関係です。夏時間に関しては、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までの間、1時間時計の針が進みます。よって、日本が13時を迎えたら、イギリスでは早朝5時を迎えるとお考えになっていいでしょう。秋冬は、逆に1時間針を遅らせます。
 私は、午前中にBBCのニュースサイトのアプリでその日のニュース記事を1、2本目を通して13時から始まるWorld Serviceチャンネルの「Newsday」を聴く習慣を取り入れました。記事を1、2本しか読まないのか、とお叱りを受けそうですが、一本の記事を読んで理解するにも結構な時間がかかります。と言いますのも、しばしば世界を賑わす中東情勢を例に挙げると、イスラエルパレスチナがなぜ戦争を起こすのか、その背景となる歴史を知らないと記事はもちろん、Newsdayの放送もさっぱり理解できないからです。
 記事を読みながら、日本語と英語のWikipediaなどの情報サイトで大まかな知識を得ていく必要があるわけです。そうすると、どうしても私の現在の英語力では、1、2個の記事をよむのが限界なのです。とはいえ、1、2個の記事を読み込んで予備知識を頭に叩き込んでおいた上で、放送に臨んだ時と何も準備しないでいきなり放送を聞くのとでは雲泥の差が出ます。
 まず、ニュースで扱われている人名や地名などの固有名詞を活字で確認しておくことで、「誰が(who)、いつ(when)
、どこで(where)、何を(what)、なぜ(why)、どうやって(how)事件を起こしたのか、あるいは起きたのかをラジオの生放送で聞き取れるようになるのです(いわゆる5W1Hの確認)。ここで気をつけたいのが、固有名詞の発音です。外国人の名前や外国の知らない土地の名前は、1回や2回聞いただけでは聞き取れません。それは何故かというと、自分で発音できない単語は聞き取れないという言語習得上の大きなルールによるものです。
 さて、少し話はそれますが、私はNewsdayのキャスター(イギリスではpresenterというようです)のClare Macdonnell(クレア・マクドナル)さんのファンであります。主に月・火・水曜日を相棒のLawrence Pollard(ローレンス・ポラー)さんと担当されているのですが、最初にこの方の声を聞いた時は驚きました。「なんて色っぽくて知的な声なんだろう!」と。
 ところが、番組中に何度も「只今、クレア・マクドナルとローレンス・ポラーがお伝えしています」といった趣旨のフレーズを英語でおっしゃるのですが、最初の2ヶ月ぐらいはクレアさんの名前が全く聞き取れませんでした。「
ほにゃらら・ほにゃらら and ローレンス・ポラー・・・・・・」とだけしか聞き取れない。そのうち、「ほにゃらら・マッダーノ」と聞こえるようになり、3ヶ月目ぐらいにようやく「クレア〜・マッダーノ」と聞き取れるようになったのです。
 イギリス英語を勉強されている方はご存知かと思いますが、イギリスとフランスは歴史上、何度も戦争を繰り返し、その度にどちらかがどちらかの領土の一部を征服、統治するということが行われました。そのためでしょうか、英語の発音の仕方にフランス語と似ている部分があるように思われるのです。前述のクレア・マックドナルさんのクレア(Clare)のare(エア)の部分がフランス語でいう鼻母音、つまり鼻に抜ける音で発音されているのです。これがアメリカ英語ならrの音が入り明確になるのですが、rの巻舌音は出ずに鼻に抜ける。それが聞き取れない最大の理由だったのではないかと自己分析しました。
 クレア・マックドナルさんは私と同じ1966年生まれの方で、非常に知的な話し方をされる美しい方です。名前が分かった時点ですぐにTwitterでクレアさんをフォローするようになりました。
 さて、ここで真昼間にBBCを聞ける方は私のような自由業に従事する人に限られてくるでしょう。そこで、一般のビジネスパーソンでもイギリス英語を聞くヒントとして、同じWorld Service チャンネルの19:06から19:30まで放送される「The newsroom」か同じ番組が21:06からも24分間放送されます。仕事帰りの電車の中でも聞ける時間帯なので、是非お勧め致します。その際、BBCのニュースアプリで2、3つほどの記事の最初の段落をさっと読んでおくとリスニングが楽になります。
ニュース記事というのは、最初の段落に前述した5W1Hが凝縮されているので、これだけでも頭に入れておくとリスニングの理解力に格段に違いが出ます。最後に、人間の集中力はそう長くは続きません。24分間全て聞き取ろうとしても、最初のうちはかなり大変です。最初の5分間だけ集中する習慣をつけるだけでも十分な進歩だと思います。
 次回もイギリス英語のリスニング奮闘記を続けたいと思います。
To be continued.

ブログも英語学習も毎日継続することが大切ですね。

 三日坊主という言葉は私にあるようなもので、前回のブログから2週間以上が経っておりました。「明日しよう」と思うと、その”明日”はいつまでたっても訪れない。今やタレントとして大人気となった東進ハイスクール林修先生の決め台詞、「いつやるか?今でしょ!」の真意は、やるべきことは明日に延ばさす今やっておくことが肝要だということでしょう。
 英語の勉強にとどまらず、仕事をする上でも、さらに人間が生きていく上で、後悔のない一生を終えたいと思うならば、「今を大事にすること」を強調する林先生の言葉は肝に銘じたい名言だと思われます。
 というわけで、「ブログを書くのは明日にしよう」ではなく、「今でしょ!」を合言葉に”定期的に”細々ながら、続けていく所存です。どうぞ引き続きご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。
 さて、前回は2020年1月のTOEICで830点を取り、次は「夢の900点だ!」と意気込んだところで終わりました。しかし、みなさんご存知の通り、2019年末に中国・武漢市で発生した新型コロナウィルス(COVID19)の世界的大流行(Pandemic)が、日本人はおろか世界中の人々の人生を狂わせました。
 ここでは感染し亡くなられた方々に哀悼の意を表しながら、当ブログの主旨である「50歳からの英語学習奮闘記」を続けさせていただきます。
 前回も書きましたが、2020年度のTOEICは1月を最後に9月の再開まで試験が中止されるという事態に見舞われました。10月からは定員制による抽選方式で午前・午後の2部構成の開催となり、これは2021年8月1日現在も同様の方式が採用されています。
 私は試験が再開される9月までは、「これは当分の間試験はないなぁ。」と残念がっておりました。ラジオや新聞、ネット上に掲載される感染症の専門家などの意見を目にするたびに(ちなみに私はテレビは19:00のNHKニュースしか見ません)、以前のように、申し込んだら誰でも試験が受けられる状態は2、3年は待たなければならないだろうなと思い巡らしました。
 そこで、ここはひとまずTOEICにとらわれない自分なりの英語の勉強をやってみようと考えたのでした。
 とはいえ、まず取り組んだのは、TOEICのリスニング問題で登場するネイティブの英語に慣れようと思ったことです。具体的に申しますと、試験で出てくる米国人、英国人、カナダ人、オーストラリア人の話す4種類の英語に慣れることを目標としました。とりわけ、私が苦手としていたのは、英国人とオーストラリア人の英語です。特にイギリス英語はさっぱり聞き取れない。
 というのも、中学入学と同時に学び始めた英語はアメリカ英語でした。NHKラジオの英語講座で登場するネイティブスピーカーもアメリカ人ばかりでした。アメリカ人の英語だけを聞いて発音して勉強してきたものですから、イギリス英語の発音、イントネーションはほとんど別の「外国語」としか思えませんでした。
 例えば、TOEICでよく出る単語の一つ「laboratory(研究所、実験室の意)」を例に挙げると、アメリカ人は「ブラトリィ」と「lab」の部分にアクセントを置き発音するのに対し、イギリス英語では、「ラボーラトゥリ」と最初の「o」の部分にアクセントを置いて発音します(オーストラリア英語も同様です)。
 この違いを知らない限り、この単語を読んで理解できても、いざ聞く段になったら、「今、なんていったの!?」とちんぷんかんぷんとなります。
 また、アメリカ人は「girl(女の子)」のirのr部分を発音し「ぐ〜ろ」に近い音で発音します。一方、英国人は「ガーぉ」と発音してrの音を出しません。

 そしてなんといってもアメリカ英語とイギリス英語の大きな違いは、イントネーション(抑揚=よくよう。音の上がり下がりのこと)だと私は思っています。アメリカ人の英語は、波を描くような英語。つまり強勢を置いた単語とそうではない単語の音の差が大きく、各単語を丸印で表したら、こんな感じです。

大きな波と小さな波が交互にやってくる感じです。

一方、イギリス英語は、とにかく平坦な話し方をします。抑揚に乏しいのです。下の丸印のように一文を話すのが普通です。

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もちろん、イギリス英語でも強調したい単語には強いアクセントを置いて発音し、その際はアメリカ英語以上に大袈裟に発せられます。

私はこの平坦でかつペラペラと早口に話すイギリス英語に全く歯が立ちませんでした。
 どうしたらいいものか?そう考えたとき思いついたのが、イギリスの公共放送BBC(日本のNHKに相当)のニュースアプリ「iPlayer」をスマホにダウンロードし、ニュースを聴きまくる手法を取ったのです(iPlayerは現在、英国内のみの視聴者を対象としたストリームサービスとなり、ラジオ部門はBBC Soundsアプリという名称に変わっています。BBC Soundsは海外の人でも無料で聴取可能です)。
 それと同時に、BBCの公式サイトアプリもダウンロードし、時間の許す範囲で記事を1、2つ読むことを日課としました。知らない単語は、単語を長押しすると、「Copy/Select/Select All/▶︎」と表示され、▶︎をタップすると「Look Up」(調べるの意)と出るので、この辞書機能をフルに活用して読み進めました。
 時間だけはたくさんある私は、午前中にBBCの公式ニュースサイトで記事を読み(特にトップ記事を中心に)、午後13:00から始まる「World Service」の「Newsday」を聴くようになりました(イギリスの夏時間の場合。秋と冬は1時間後ろにずれます)。BBC Soundsは19もの放送チャンネルがあります。それぞれとても魅力的なコンテンツを提供してくれます。
その中でも私は、世界情勢の最新のニュースを提供してくれるこの「Newsday」でイギリス英語を勉強する決意をしたのです。
 さて、今回は長くなりました。次回、イギリス英語とのバトルの様子を面白おかしくお伝えできたらと思います。
To be continued.